やっと終わったよイェア─────!!
原作最終回迎えてから、ピアスと並んでずっとずっと描くつもりだった話でした。ウィンリィの修行再開編。
オチの落としどころとしてはウチのエドウィンの他の話でもそういう流ればかりだったので
予想ついてた人も多かったでしょうが、それでも敢えて原作補完話として漫画で形にしたかった。

約束の日後、兄弟が帰郷するまでリゼンブールで待ってたのはいい。
でもあのまま2年後までラッシュバレーでの修行を放置するような子じゃないと思うんだよね。
そしてあっちが再度受け入れてくれたとしても、リゼンブールを発つには相当の葛藤もあったと思うのです。

機械鎧は好きだ。勉強したい。エドの脚だってもっといいのを作ってあげたい。
でもやっと帰ってきてくれた兄弟と離れたくない。
今、ここを離れたら生身を取り戻した兄弟といられる今のリゼンブールが夢みたいに消えてしまいそうで怖い。(一種のトラウマ?)
ていうか自分がリゼンブールで待っていないと兄弟はどこにも行けないのでは?
ばっちゃんだって再度孫娘を送り出すなんてどう思うだろう。
何しろ自分は一度、修行中に行方不明になってる。
息子夫婦を失って唯一残った肉親が生死不明なんて、とんでもない心配をかけてしまった。
こっちにも仕事や手伝う事はあるのに、年老いたばっちゃんを残して自分だけまた家を出るなんて許されるのだろうか?

…とまぁ本編では書ききれなかった(エドに言えなかった)事も多かったんじゃないかとね。
それでもウィンリィは自らの意思で行くのを選び、嫉妬を認めつつ(笑)送り出すエド…
…という図は私の中で随分前から固まっておりました。
あ、勿論ばっちゃんとアルにはとっくに相談済みですよウィンリィ。最終的に二人の後押しもあって決意しました。
なんとなくエドには前日まで言いそびれただけ。そこがアルとの無意識の差やね。
でもってリゼンブールとラッシュバレー両方でお客さんを取るなら半月〜一ヶ月ごとくらいが妥当かなぁと。検診とか考えて。
よって原作準拠思春期恋人未満シリーズのウィンは「修行中でたまたまリゼンブールに帰ってる時」を想定してます。
だからエドウィンの親密度の上昇率はごっつ低い。亀の歩み。
まぁ原作エドも四六時中ウィンリィと同じ屋根の下ってのは思春期的に大変そうだし、
実際の修行期間やサイクルは違ったとしても「ウィンリィがいない時期」があったからこそ
2年も進展なく居候続けられたんじゃないかと予想。

ともあれ散々やると言ってたのをどうにか形にできて良かった……ふう。
ここまでお付き合い有難うございましたv





●おまけ●


独占欲の強い患者と整備師の図。
兄さんにとっては耐久レースでもある。


(13.05.03.UP)


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