【はさみ】





 春の柔らかな陽射しが広い庭に降り注ぐ。

穏やかな風が緑の芝生の中をふわりと通り抜けた。



───あ〜ん、あ〜ん……

───あらあら。どうしたの、クリス?

───母さまぁ〜! 父さまがぁ〜!

───頼むよ、助けてくれないかアンナ……

───まぁ…ふふ……



 そこに在るのはひとつの家族の姿。

顔を真っ赤にし、大きな薄紫色の瞳に涙を浮かべた幼い少女。

駆け寄ってきた少女を優しく抱き止める、長い銀の髪を風に揺らした女。

少女の後から心底困ったように頭を掻きながら歩いてきた、逞しい体躯の男。

いつまでも続くと信じていた、幸せな時間─────









 クリスはふと目を開けた。

すぐには今の自分の状況が掴めず、目元を擦りながら呆けたようにゆっくりと部屋を見渡す。

そこは生まれ育った家とは似ても似つかない古城の一室。 

ついさっきまで突っ伏していたらしい丸テーブルもかなりの年代もので、脇には書類が山と積まれていた。

窓から差し込む日の光はまだ昼間の明るさを辛うじて保ってはいるものの、確実に真上から傾いていて。

慌てて上体を起こした拍子に、いつの間にか肩に掛けられていた毛布がぱさりと音を立てて床に落ちた。

「起きたのか?」

「……………っ!」

 がたたっ。

前振りもなく背後から掛けられた声に、クリスは勢いよく椅子から立ち上がって振り返った。

「おいおい、そんなに警戒しなさんなって。」

 そこにいたのは案の定というか予想通りというか。

当たり前のように飄々とした笑顔を浮かべた金髪の男。

その右手にはクリスお気に入りのティーポットとカップの乗ったお盆が乗っている。

「………最近姿を見ないと思ったら、気配を絶って何の断りもなく女の部屋に入っている胡散臭い男を警戒するなという方が無理だろう。」

「ははは…ごもっとも。ま、ここはひとつ目覚めのお茶でもどうぞ。味は保証するよ。」

「ハルモニア産か?」

「そんなところかな。」

 皮肉にも全く悪びれる様子もない。

床に落ちた毛布を畳んで後ろのソファーに掛け、てきぱきとテーブルを片付けてカップを並べる男──ナッシュに、クリスは大きく溜息をついた。

今に始まった事ではないが、なんだかこの男には何を言っても無駄なような気がする。

追い返す気力もなく再び椅子に腰を下ろすと、薦められるまま湯気の立つカップに口を付けた。

「…美味しい…」

「だろだろ? おれの一押しの品なんだぜ。」

 思わず呟いた言葉に、これまた断りもなく向かいの椅子に腰を下ろしてこちらを窺っていたナッシュが自分の事のように嬉しそうに目を細めた。

クリスが目を覚ますタイミングを謀っていたかのように温められたカップに絶妙の温度で淹れられたその紅茶は、確かにゼクセでも滅多に手に入らないような一級品だった。

香りも味も文句のつけようがないとはこの事だ。

 高いだけの品ならいくらでもあるが、こういう品に目利きが利く点からしてもこの男の謎は深まるばかりである。

ちょっとした仕草や言葉使い、知識の端々…何よりその見事な金髪から察するに(ゼクセンではハルモニアという国についてまだまだ未知の部分が多く、髪の色の事は最近偶然アップルに聞いた)上流階級の出ではないかとは思うのだが、なんだってそんな人間が危険極まりない特殊工作員という仕事を生業としているのか。

 尤も、ライトフェロー家の長女であったクリスも名家の娘にありがちな花嫁修行的閑職を放棄して騎士団に入った時点で人の事を言えた義理はない。

よってわざわざこちらから詮索するつもりはなかった。

この男に興味があると思われるのも何か悔しいし、まともに聞いたところで上手くはぐらかされるのがオチだ。

「……何?」

 ふと視線を感じて顔を上げると、ナッシュの翡翠の瞳がますます細められた。

こんな風に無邪気に笑うと童顔の男は年齢よりも更に若く見える。

何も知らない普通の女性ならまず目を奪われるような、笑顔。

「いやぁ、久しぶりにクリスの可愛い寝顔を見れて得したな、と。もっと見ていたかったんだけどねぇ。」

 ぶっ。

危うくお茶を噴き出し掛けたクリスだが、どうにか留まる事に成功したようだ。

ごほごほと咽ながら目の前の男を睨み付ける。

「い、言うなっ! さっさと起こしてくれれば良かったんだ!!」

 知らない者が聞けば誤解を招きそうだが、ナッシュの台詞に深い意味はない。

炎の英雄を追って二人で旅をした時、必要に迫られてたびたび野営をしただけだ。

しかし、面と向かって改めて言われるとこれほど恥ずかしい台詞もそうないだろう。

時計を見る限り書類仕事に飽きてうとうとしていたのはほんの一時間ばかりのようだが、よりによって日頃の疲れがこんな時に出なくても良かったのにと己を恨めしく思う。

クリスの言葉にナッシュはとんでもないというように首を振った。 

「それは勿体無いでしょ。お疲れなのを起こすのも忍びないし、せっかく幸せそうだったのに。」

「幸せ…そう? わたしが?」

「ああ。今まで見た事ないくらい、幸せそうな寝顔だったよ。いい夢を見てたんじゃないのか?」




───夢。

微かに頭を動かした弾みで、さらりと銀の髪がクリスの目に掛かる。

後ろはいつものように結い上げているのでそんなに気にならないが、少し伸び過ぎた前髪。

ここのところ忙しくて満足に切る時間もなかった。

近いうちにとは思っていたのだが、だからあんな夢を────。




「…クリス?」

「あ…うん、確かにそんな夢を見た、と思う……」

「だろう?」

 言いながらかたん、とナッシュが席を立つ。

何事かと聞く前に彼はクリスの座っているすぐ隣までテーブルを廻り込んで来ると、ふいにクリスの前髪を一房手に取った。

僅かに腰を屈めると、そのまま静かに髪に口づける。

「な、何を…っ!?」

 男の突飛な行動にクリスが声を失っていると、ナッシュはなんでもないように言葉を紡いだ。

「しばらく見ないうちに伸びたんじゃないか? せっかく綺麗なんだから手入れしてやらないと可愛そうだぜ。目にも負担が掛かるし、騎士様の仕事にも差し支え出るぞ。」

「…う。わ、分かってはいるんだ! だけどわたしはその、不器用だし、人手不足でいろいろ忙しそうなルイスや侍女に頼むのも悪いし…」

 相変わらず変に目聡い男である。

口には出さないが、夢の話をしながら髪に目線をやったクリスの様子に何か気付いたのかもしれない。

 というか、どうしていちいちそんな心臓に悪い事をするんだ、このキザ男!!

行動はともかく言ってる事は正論であるだけに、ここであまり動揺してみせるのも癪だ。

仕方なく心の中で叫びつつ、ばくばくと煩い心臓を必死で宥めながら弁解するクリスである。

 と。

何故か、ナッシュに満面の笑顔が浮かび───クリスは嫌な予感に椅子ごと後ずさったのだった。








 ちゃきん。ちゃきん。ちゃきん。

夕日の差し込む黄昏時の部屋に軽快な金属音が響く。

その踊るような音色に呼応して銀糸がはらり、はらりと床に落ちる。

「………本当に上手いんだな。」

 やがてクリスの溜息にも似た感嘆の声が背後で鋏を駆使する男に掛けられた。

その言葉に、ナッシュが大袈裟に肩を竦めてみせる。

「何、疑ってたわけ? 酷いなぁ、おじさんがクリスに嘘をついた事あったか?」

「お前は存在そのものが嘘っぽいだろう。」

「………さすがは騎士団長殿、厳しいお言葉痛み入ります。」

 薮蛇だったと眉をしかめるナッシュが椅子の前に設置された大きな鏡に映り、クリスは苦笑を浮かべた。

結い上げていた長い銀の髪は下ろされ、重い鎧の代わりに清潔なシーツを鎧下の上から羽織っている。

既に前髪のカットは終了し、櫛で揃えながら縦に鋏を入れて梳くという高等技術まで施されていた。

ついでだからとナッシュに促され、現在はサイドと後ろの髪も切り揃えて貰っているところだ。

その手付きも全く危なげなく、喋りながら鼻歌まで出てくる始末である。

以前から手先の器用な男だとは思っていたが、正直こんな事まで上手いとは思わなかった。

これだけの腕があれば副業で村の床屋くらいは勤まるだろう。

「───妹のな、髪を切ってやるのがおれの仕事だったんだよ。」

「…妹さん?」

 唐突にぽつりと発せられた言葉。

信憑性の薄い「カミさん」という単語以外で初めてこの男の個人的な話を聞いたような気がする。

目を丸くするクリスに、鏡の向こうでナッシュはほんの少し懐かしそうな表情を浮かべた。

「大昔の話だけどな。ついでに結ったり編んだりするのも得意だぜ。編み込みとか、大抵の事はできる。」

「そう……いい兄さんだったんだな。」

「…だといいけどなぁ。」

 ちゃきん。ちゃきん。鋏の音が響く。

何の気なしに口に出た言葉だったが、意外にもそれに対するナッシュの声には穏やかながらなんとも言えない深みが含まれていて。

それ以上は聞いてはいけない気がした。それなら聞く必要もない…そんな気がする。

僅かな沈黙が二人の間に落ちた。

「よし、これで終わり…と。もういいですよ、お姫様。」

 ちゃきん。金属音が途絶える。

クリスは一旦目を瞑ると、ひとつ息を吐いた。




───なんとなく、彼には話したいと思った。




「…さっきの夢の事だけど。」

「ん?」

「……父の、夢だった。」

 再び目を開けると、ナッシュが興味深そうに鏡に映ったクリスの顔を見つめているのが鏡越しに窺えた。

「父が行方不明になったのはわたしが本当に小さい頃だったんで、顔は殆ど覚えていなかった。だけど覚えている出来事はあったんだ。いろいろあってずっと忘れていたけど、久しぶりにそれを思い出したよ。」

 実はクリスが父の事を人に語った事は、数えるほどもない。

人から伝え聞いた優秀な騎士としての父を尊敬していたし目標ともしていたが、あまり父の事ばかり言ってまだ子供だと周りに侮られるのが嫌だったというのが大きいだろう。

同時に「父に置いて行かれた」という悲しみがあって、それがクリスの口を重くしていたというのもある。

しかし今は不思議とすらすらと言葉になった。

炎の英雄を追う旅の過程で、父の隠された素顔を知ったせいかもしれない。

「…確かわたしが4つか5つになったばかりで、春になってすぐだったと思う。ゼクセの家の庭で父がわたしの髪を切ってくれたんだ。」




───ねぇ父さま。クリス、綺麗になる?

───ほら、危ないからじっとしているんだぞ。




「でも父は鋏の扱いが下手だったらしくて。確か、凄く変になっちゃったんだ。鏡を見て大泣きしたわたしは母に抱き着いて。父は困ったようにわたしを必死であやして。母がなんとか見れるように修正して、やっと泣き止んだんだ。そして父はお詫びだと言ってその日一日中わたしと遊んでくれた。抱き上げて、肩車をして、いろんな我侭に付き合ってくれた。」




───何かが変わるとは思ってもみなかったあの頃。

確かにあの頃クリスは幸せだったのだろう。

しかし、あの夢にはあの頃には気付かなかった裏側がある。




 クリスは椅子から立ち上がり、切った髪が服に散らばらないようにと身体に巻きつけてあったシーツを慎重に剥ぎ取ると、ティーカップに代わってテーブルの上に置かれていた自らの剣を鞘ごと手にした。

長年使い続け、手に馴染み過ぎた金属的な冷たさとずしりとした重さを感じる。

「皮肉なものだ。騎士…戦士であった父もわたしも、剣の扱いは人並み以上に分かるのに、同じ刃物であるはずの鋏の使い方は心許ないんだ。普通の人間ならば鋏の方がずっと使い慣れているし、上手く使いこなせるだろう。鋏は刃物でありながら、家庭になくてはならないものだ。命を奪うばかりの剣とは異なり、ものを作り出し、快適な生活をもたらす事ができる。子供だって使う。それなのにわたしには人殺しの道具ばかり、手に馴染むんだ。…あの時は分からなかったが、わたしをあやしながら凄く悲しそうな眼をしていた父の気持ちが今のわたしには分かるよ。」

 静かに剣をテーブルの上に戻す。

黙って自分の話を聞いていた男の方に顔を向けると、クリスは小さく笑ってみせた。

この道を選んだのは他でもない自分自身だ。

後悔はしていない。

それでも。

「…わたしはお前が少し羨ましいよ、ナッシュ。」

 あの夢は確かに幸せで懐かしくもあったが、忘れたかった事実をも思い出させた。

自分の手は父と同じ血塗られた手でしかないという事を。






 がたん。

次の瞬間、一際大きな音がして───クリスはテーブルの上に仰向けに押し倒された。

あ、と思う間もなく首筋に冷たい金属が当てられる。

反射的に剣を取ろうとした右手は見た目よりずっと力のある男の左手によって関節を決められ、もう片方の手と纏めてテーブルに縫い付けられた。

一瞬手首に走った激痛と背中の硬い感触に息が詰まる。

弾みで床に落ちた剣は素早く男に蹴り飛ばされ、窓際の壁に当たって止まった。






 突然の事に何がどうなったのか分からない。

「ど…どういうつもりだ、ナッシュ!! ふざけるのも大概にしろ!!!」

 やっと己の状態に気付いて声を張り上げるものの、クリスはその声が震えているのを自覚した。

心臓が自分のものでないように鳴り響く。

怒りか緊張か、それとも何か言い知れぬ恐怖ゆえか。

首に冷たく感じるのは間違いなく、ついさっきまでナッシュが手にしていた鋏だ。

剣ほどではないものの、充分に尖った金属的な痛みが柔らかな肌にその存在を自己主張している。

いろいろ胡散臭い奴だが、この男の特殊工作員という肩書きは飾りではない。

数ミリの誤差もなく的確に急所に当てられた鋏はクリスが無理に動けば───あるいは男が少し力を入れれば、短剣となんら変わらない役割を果たすだろう。

 そのナッシュは覆い被さるようにクリスを見下ろすと唇の端を微かに上げた。

悪戯を仕掛けた子供のような、からかうような、それでいて何かを試すかのような翡翠の瞳がクリスを射抜く。

身体を強張らせたクリスと違ってまるで緊張感はないのに、手首を押さえる力は一向に緩まない。

「分かるだろう? 今のおれならその気になればたかが鋏でもあんたを殺す事はできる。」

「…………っ、そんな事をしてお前に何の得があるんだ!」

「ないね。だけど、お転婆なお姫様を少しの間大人しくさせる事くらいはできるんじゃないか?」

「馬鹿な事を言ってないで離…」

 クリスの抗議は、最後まで言わせず塞がれた。

───男の唇によって。

「んん……っ!」

 抵抗も虚しく容赦なく口内に入り込んだナッシュの舌が、歯列をなぞってクリスの舌を絡め取る。

激しい口づけにろくな息継ぎもできず、翻弄されるしかない自分が情けなくて。悔しくて。

だけどそれとは違う別の感情が生まれているのも事実で。

胸の奥が熱い。苦しい。耳の中でガンガンと響く頭痛にも似た感覚がする。

ぱちりという音がして上着の一番上のボタンが外されたのが分かり、クリスの肩がびくりと大きく震えた。

飲み込み切れなかった唾液が唇から白い喉元へ伝い、頬を一筋の涙が流れる。

その時────首から冷たい感触が離れ、手の戒めが緩んだ。





 パァ───ンッ。

日が落ちてすっかり薄暗くなった部屋に、頬を張る乾いた音が鳴り響いた。





「……こういう事だ。鋏だろうと剣だろうと、要は使い方ってな。あんたの剣は民を護る剣なだけ、おれの鋏よりずっと尊いよ。勿論親父さんの剣もあんたを護る為だった。本当はもう、分かっているんだろう?」

「馬鹿!! 変態!! 色魔!! さっさと出て行け!!!」

「はいはい、仰せのままに。初心なお姫様には少しばかり刺激が強かったかな?」

 バシッ。

男に向かって投げつけられたクッションはあっさりと避けられ、壁に当たって派手な音を立てて転がった。

そのまま本、置き時計、羽ペンと手当たり次第に投げつけられたものから逃げるようにナッシュが部屋の扉から出て行く。

いかにも楽しそうに笑いながら。

そして金の髪が視界から消えたのと同時に、クリスはぺたりとその場に座り込んだ。





───何故だか止まらない涙が、熱かった。

無意識に指が己の唇をなぞる。





───ナッシュの言う通りだ。

何にでも器用なあの男が羨ましかったのは本当だし、胸の痛みも嘘ではないが、クリスだってそんな事は分かっていたのだと思う。

ただ、誰かにそう言って欲しかっただけ。

改めてそう言って貰えればきっと自分は安心できるから。強く振舞えるから。

彼ならきっと言ってくれると心の底で信じていたからこそ話そうと思ったのだろう。

そしてナッシュはクリスの願いに応えた。

それだけで、終わるはずだったのに。






───鋏のように何気なく。当たり前のように懐に入り込んでクリスを支え見守りながら、時に剣よりも鋭い刃でクリスの心を掻き乱す金の髪の男。

一体いつからあの男の存在が自分の中でこんなに大きくなっていたのだろうか。

あの男にとって自分は、本当はどのような存在なのだろうか。

この戦いが終わって用がなくなればすぐに忘れるような、ただのからかい相手なのか。

頼りないから仕方なく面倒を見ている子供なのか。

それとも─────










───取り残されたようにテーブルに置かれた銀の鋏が、窓から差し込む一番星の明かりを受けてきらりと光った。

 その頃、扉一枚隔てた廊下で。

器用なようでいて実は誰よりも不器用な生き方しかできない男が、赤く腫れた頬を撫でながら自嘲するように天井を見上げたのをクリスは知らない─────。








          【ふ…何が書きたかったんだかさっぱり分からねーよコンチクショウv座談会】

ナッシュ「なんつーか、本当に尻切れトンボだよなぁ。おれ、まるでいいトコなしだし。

     まぁ、いつもネタの固まらないうちから適当にSSを書き始める作者に言わせれば

     この企画みたく最初からテーマがあるのを書くという時点で何処か無理が出てくるのも

     仕方ないという事らしいが、そんなのは力量不足に対する言い訳でしかないしな。」

クリス 「……………(ぷい)」

ナッシュ「…お姫様はまだ怒ってるし。だーかーら、あれはおれの狙いじゃないんだってば。

     いいかげん機嫌直してくれよ、ほら、その物騒なものを仕舞って、ね?」

クリス 「……それ以上近寄ったら今度こそ剣の錆にするぞ。あれは冗談にしては性質が悪過ぎる。」

ナッシュ「はぁ…どうすれば許して貰えるのかねぇ。(←あそこで止めた自分を褒めてやりたいが、

     それを言ったらややこしくなりそうなので自主規制しているらしい)」

クリス 「自分の胸に訊けっ!」

ナッシュ「…うーんそうだなぁ、じゃあ……」

       ガシャン。←剣が弾かれて床に落ちた音

クリス 「!! 何を…っ!」

ナッシュ「何って、お詫びのキス。合意の上ならいいだろう?(にこり)」

クリス 「〜〜〜〜っ、やっぱり一度死んで来い!!!(真っ赤)」









100企画第2弾はまたも幻水で微妙にダークでエロちっく(汗)。
その分座談会で馬鹿っぷるやってますが何の解決にもなってませんがな。
ほんと自分でも何でこんなのになったのか分かりません。
つーか梨栗書くたびに栗が梨に張り手をかましているような(苦笑)。
梨栗…一番好きなハズなんだけどねぇ…本気でカップルにする気あるのか私?(訊くなよ)

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