【龍の娘】 (嘘、だろ……) 蓬莱寺京一は目の前で繰り広げられた光景に呆気に取られ───あろう事か、ぼてっと木の上から転げ落ちた。
それというのも、このクラスに転校生がやって来るとの情報を誰かが職員室から仕入れてきたからである。 生憎、肝心の生徒はまだ学校に来ていなかったようで男か女かは分からない。 ただその人物が編入試験で満点をとったという事だけがどこからか伝わっており、それが余計に皆の想像を掻き立てているようだった。 だが京一はというと、ハッキリ言って全く興味が無かった。 確かに高3になって、しかも新学期が始まって既に3日が過ぎた今頃に転校とは珍しいが、だからといって他人が詮索するようなものではないと思う。 満点と聞いても、もともと勉強になんの興味もないのでそっかそりゃ凄ェな、くらいにしか感じない。 それよりも、いつも遅刻もしくは遅刻スレスレなのに珍しく早起き(母親に叩き起こされた)した為に眠くて仕方なかったのである。 クラスメート達への朝の挨拶もそこそこに、さっさと自分の席に着いて机に突っ伏す。 腐れ縁である桜井小蒔が呆れたように何やら言っていたが、無視して熟睡体勢に入った。 だが数分後。京一は教室を揺るがすような感嘆の声とざわめきに、嫌でも目を覚まされた。 半分寝惚けた頭を軽く振り、何気なく前方…その原因となったであろう人物に目を向ける。 ───途端、身体中に電気が走ったような感覚に襲われた。 「緋勇、麻弥(まや)です。」 担任であるマリアに紹介された人物は小さいがよく通る澄んだ声で静かに名前を告げ、軽く頭を下げた。 それだけでまた、教室がどよめく。女子生徒からは嫉妬交じりの溜息が漏れた。 完璧なる美少女。一言で表現するとそうなるだろうか。 その声と流れるような優雅な仕草も然る事ながら、陶器のような白い美しい肌。肩の辺りで揃えられたくせのない漆黒の髪。光り輝く黒曜石の瞳。 化粧をしているわけではないのに薄い桃色の可愛らしい唇が彼女の清楚な感じを際立たせている。 スタイルもかなりいい。身長は165くらいか。すらりとした細身なのに出るところはしっかり出ているようだ。 真新しい真神の制服もよく似合っているが、流行りのルーズソックスではなく足首までの白いソックスである辺り、彼女の真面目さを表しているかもしれない。 麻弥はクラスメート達(特に男)の矢継ぎ早の質問に、困ったような、恥ずかしがっているような表情をしながらも静かに丁寧に答えていった。 生年月日、血液型、出身地、渾名。 京一はそれらの殆どが頭に入っていなかった。 完全に、見惚れてしまっていたのである。おネエちゃん好きを自他共に認める京一であるが、こうまで彼の心を惹きつけた女はいなかった。 何も容姿のせいだけではない。何か、自分の意思とは関係なく彼女に惹きつけられたようだった。魂が、求めているとでもいうのか。 (まさか、一目惚れってヤツか…?) 慌てて再び頭を振る。自分はそんなガラじゃない筈だ。そんな一昔前のドラマみたいなコトが現実に起こってたまるか。 心持ち動揺しながらそんな事を考えていた時。 ふいに、その少女と目が合った。そして…彼女は確かに、京一に向かって微笑んだのだった。
単純に興味が湧いたせいでもあるが、ある事に気付いたからだ。 休み時間に入ったと同時にクラスの男共の恨めし気な視線も物ともせず、自己紹介をしているらしい美里葵と小蒔の間に割り込んだ。 「真神一のイイ男、蓬莱寺京一だ。まァ、縁あって同じクラスになったんだ、仲良くしようぜ。」 何気なさを装って極めて明るく、自己紹介する。 「…よろしくお願いします、蓬莱寺君、ですね。」 麻弥はいきなり会話に入ってきた京一に少し戸惑ったようだが、微かに微笑みながら頭を下げた。 近くで見ると本当に人形のように可愛らしい。どうやら見た目通り大人しい、真面目なタイプのようである。 そういえば編入試験で満点だったとか誰かが言ってたな、と朝の騒動を改めて思い出した。 かなりの美少女という点でも生徒会長兼クラス委員である美里と似たような感じではあるが、麻弥はそれ以上に触れると壊れてしまいそうな儚げな雰囲気もあった。 「緋勇サン、こんなヤツに頭を下げるコトないって!気を付けなよ、こいつ、根っからのスケベだから何されるか分かったモンじゃないよ。」 「うっせェな小蒔、人を変態みたいに言うんじゃねーよッ!それにな、所詮男はみんなスケベなんだッ!お前も男なら分かるだろ──」 「ボクは女だッ!!」 すかさず黄金の右を食らって吹き飛ぶ京一に、麻弥は完全に面食らったようである。 「あの、大丈夫ですか…?」 実はこれくらいのコミュニケーションは日常茶飯事なのだが、心配げに床に転がった京一に手を差し伸ばしてきた。 どうやら、性格も申し分なさそうだ。 京一はその隙に、麻弥に触れそうなくらい側まで近付いた。突然の事に息を呑む彼女の耳元で声を低くして忠告する。 「…あまり、目立たないようにした方がいいぜ。ここにはろくでもない因縁付けたがるヤツもいるからな。」 麻弥はその言葉に一瞬びくっと身体を震わせた。恐る恐る京一の目線に促されて肩越しに後ろをそっと見る。 そう──それが京一が気付いた事だった。 このクラスの問題児(京一は人の事を言えた立場じゃないが)、佐久間が朝からずっとこの転校生を舐めるように見ていたのである。 京一がわざわざ話し掛けに来たのは、佐久間への牽制の意味もあった。腕に覚えのある自分が横にいれば、そうそう手出しもして来ないだろう。 麻弥はようやく京一の言わんとする事が分かったのだろう、泣きそうな表情で京一の顔を振り仰ぎ、それから目を伏せた。 それが本当に儚げで。 (マジで可愛いじゃねぇか…) 思わず京一は顔を赤くしてしまった。鼻先で彼女のシャンプーの甘い香りがして、それが更に京一を混乱させる。 今日初めて会ったばかりなのに、護ってやりたい、俺が護ってやらなければ、という気にさせられる。 しかし。 「この、セクハラ大王がぁッ!!なに、緋勇サンを泣かそうとしてるんだよッ!!」 ……状況を理解していない元気なショートカットの少女に、京一は再び吹っ飛ばされたのだった。 いや、無意識に麻弥の細い肩に手を置いていたのだから、全くの無実という訳ではないかもしれない……。
昼休みに校内を案内してやったせいもあって、まだまだ遠慮がちな、恥ずかしげな態度を見せながらも麻弥は京一に少しうち解けたようだった。 この手の大人しいタイプは男に対して警戒心が強いのかもしれないが、どうやら京一の事は親切なイイ人、とは思ってくれたようで内心ほっとする(うっかり口を滑らして、図書室の秘密のスポットの話をしてしまった時は、軽く睨まれてしまったが…)。 京一としても一目惚れ説を否定しつつも(しつこい)、彼女と会話するうちに、もっとこの少女を知りたい、そう思うようになっていた。 が、麻弥を一緒に帰ろうと誘う前に、今日に限って運悪く剣道部の副部長に捕まってしまったのだ。 なんとか逃げ出したものの、教室に戻っても既に帰ったのか彼女の姿はなく。 追いかけようにも、全然家の方向が分からない。考えてみれば本当に麻弥が今日初めて会ったばかりの京一の誘いに乗る保証もなかった。 仕方なくふて腐れついでに体育館裏のお気に入りの木の上で昼寝でもしようと横になっていたのだが、ものの10分も経たないうちに、その声は聞こえてきた。 「満点だかなんだか知らねェが、いい気になるなよ。」 「へッ、こうして見るとまた随分とイイ女だなァ…」 「俺達がイイコト、教えてあげるぜェ。」 「だいじょーぶだって、すぐ済むからさァ。」 「怖くて声も出ないってかァ?」 どこかで聞いたような陳腐な台詞と何人かがぞろぞろとやってくる気配。 とっさに状況を理解した京一が自分の気配を消して木の上から見降ろすと、やはりいかにも不良といった感じの男子生徒が数人、1人の女子生徒を遠巻きに取り囲んでいた。 見覚えのある男子生徒は佐久間とその手下(同じクラスの奴もいるがその程度の認識しかない)…そして女子生徒は、今日真神に転校してきたばかりの緋勇麻弥。 佐久間は同じクラスの美里葵を執拗に狙っていた筈だが、彼女と同様…いやそれ以上の獲物を逃がす筈もないというところか。 京一は舌打ちした。正直ここまで早急に出て来るとは思っていなかったのだ。 こんな事なら、もっと真剣に麻弥を捜せば良かった。 案の定、麻弥は俯いて肩を小刻みに震わせている。自分がいれば、彼女に怖い思いをさせずに済んだと思うと悔しくて仕方ない。 しかし現場を抑えられたのは不幸中の幸いだった。 木刀を握り締め、颯爽と木の上から飛び降りようとしたその時───────
あまりに意外な場所から聞こえたそれに、佐久間達はもちろん、京一も枝に足を掛けたまま、固まる。 その言葉の発生源は、俯いていた顔をキッと上げて、更に続けた。
どうやら肩が震えていたのは恐怖のせいではなく怒りが原因らしい。男達のボス格である佐久間に向かって彼女は何の躊躇いもなく怒鳴りつける。
そこで一息入れて。
氷点下零度の容赦ない一言に一瞬しん、と静まり返ったその場に、どこか間抜けな音が響いた。 「ほ、蓬莱寺、君……」 麻弥が目を丸くして目の前にいきなり現れた人物を振り返る。 思わずバランスを崩して木から転げ落ちてしまった京一だが、そこは京一、何とか受身はとったので怪我はない。 しかし素早く立ち上がりはしたものの目の前で見た光景にまだショックを隠せないようで、麻弥をぼんやりと見る目が心持ち虚ろだ。 「…緋勇…お前…」 京一の中でがらがらと、何かが崩れる音が聞こえてくる。そんな京一を誰が責められようか。 と、ようやく我に返った佐久間が吠えた。 「このアマ、タダで済むと思うなッ!!」 体育館裏に殺気めいた気配が一気に広がる。 「チッ、俺の後ろから離れるなよ、緋勇ッ!!」 どんなに威勢が良くても、か弱い女に怪我をさせるわけにはいかない。 京一はなんとか頭を切り替えると麻弥の前に立ち塞がり、竹刀袋から取り出した愛用の木刀を構えた。 無謀にも京一に掴みかかろうと突進してきた手下Aの肩口に神速の剣を叩き込む。 続いて2人目にもお見舞いしようとして……京一はまた、固まってしまった。 今の今まで全く感じさせなかった強烈な氣を、背後から感じたからである。 その瞬間、ふわりと何か白いものが目の前を飛び越し…京一が手を出す事なく2人目は体育館の壁に叩きつけられた。
あまりの事に、佐久間達も2人を囲んだまま微動だに出来ない。 その細い足からどうやったらあんな蹴りが放てるのか。 しかも、しっかりスカートの下にスパッツを履いていたところをみると、この蹴りも偶然の産物ではないようだ。 「…こうなったらとことんウサ晴らししてやる。」 ぽそりと半ばヤケのように呟いた麻弥の身体からはなおも氣が膨れ上がっていく。 息を呑む京一の前で彼女はおもむろにスカートのポケットから何かを取り出した。 鈍い金属製の光を放つそれを右の指に嵌める───メリケンサックだ。 「何でそんなモン持ってるんだよッ!?」 「貰った。」 思わずツッコミを入れる京一に、麻弥がこっちを見もせずに平然と応える。 (そーゆー事を聞いてるんじゃねェ──ッ!!) 問題は、何故そんなモノを普通の(?)女子高生が携帯しているかだ。…それにしても。 (貰った!?どこで!?つーか、誰に!?…もしかして奪ったのかッ!?) 戦利品。そんな単語が頭に浮かび(しかも何故か確信めいたものを感じる)、ますます最初のイメージから離れて行く事に眩暈を覚えずにはいられない。 京一はもともと人を外見で判断するような奴ではないのだが、最初の儚げな美少女というイメージが強烈だった分どうしても違和感は拭えない。 そんな京一の気も知らず、麻弥はあっという間にまだ生き残っている不良共に走り寄ると次々と鮮やかに薙ぎ倒していく。 京一が木刀を振るう隙もあったものじゃない。 (信じられねェ……) 不本意ながら完全に見物にまわりながら、改めて思う。 既に何度目だろうか、京一がこの一見可憐な少女に驚かされたのは。 大体、最初に見た時は全然武道──直接見た事はないが、おそらく古武道か何かだろう──を嗜んでいるように見えなかったのだ。 京一くらいになると相手の気配で強いかどうかくらいは感じ取れる。 些細な動きや目線にも自然とそれは現れるものだ。 それを全く感じさせなかったという事は、それだけ麻弥の方が上手だったという事に他ならない。 実際、目の前でその動きを見ると、彼女がいかに戦い慣れしているのかがよく分かる。 佐久間はあれでもレスリング部員であり、その辺の口ばっかりの馬鹿共よりはよほど強い。 その手下にしてもそれなりに喧嘩慣れしている筈だ。それを全く意に介せず、舞うように仕留めていく。 しかもその身に纏う氣から察するに、あれでもかなり手加減しているようだ。 …ウサ晴らししてやる、とは言いつつも流石に前科者にはなりたくないらしい。 恐ろしい事に、それだけの圧倒的な力を彼女は持っている。今ならそれがハッキリと分かった。
見ると、佐久間を除く奴らはとっくに地面に無残な姿で寝そべっており、麻弥は唯一意識のある佐久間を壁際に追い詰めていた。 その佐久間も既にぼろぼろで、膝で立つのもやっとという感じだ。それでも最後のプライドなのか、自分をそんな目に合わせた少女を睨みつける。 「ひ…緋勇…てめェ…」 「まだやるのか…やだね、負けを認められないゴリラは。」 傍観者である京一ですら寒気を感じてしまう、押し殺した低い声と冷たい目。 それをまともに受けて佐久間が明らかに怯んだ。 が。ふいに、麻弥の全身から闘氣が嘘のように掻き消えた。 初めて会った時のような、儚げな美少女に戻る。 「おい、緋勇…」 突然の変化に京一が疑問の声を掛けようとした時、ばたばたと走り寄る音が近付いてきた。 「そこまでだッ!」 「醍醐ッ!?」 京一が振り返ると、友人である醍醐が美里と共にこちらに駆け寄ってくるところだった。 「大丈夫、緋勇さん!?」 この場に着いた途端、美里が本当に心配そうな顔で麻弥に尋ねる。 どうやら麻弥が佐久間に呼び出されたのを知って、慌てて醍醐を連れてきたらしい。 ふと見るといつの間にか、麻弥の手からはメリケンサックが外されていた。 その事に気付いた京一が驚く暇もなく、麻弥は静かに2人に向かって微笑む。 それはどう見ても大人しい、真面目で可憐な美少女の姿である。 こうしているとついさっきまでの事が夢であったかのような気すらしてしまう。 「…有難う美里さん、私は大丈夫です。怖かったけど…蓬莱寺君が助けてくれましたから…」 「お、おい、緋勇!?」 平然と事実と違う事を言われ、何言ってるんだと京一が問い掛ける前に、麻弥は涼しい顔で今日初めて見る男子生徒に話し掛けた。 「あの、あなたは…?」 「あ…あぁ、俺はお前と同じC組の醍醐雄矢だ。レスリング部の部長をしているのだが…部員達が迷惑をかけたようで済まない。」 絶世の美少女に真正面から見つめられ、醍醐が一瞬顔を赤くする。声も少し上擦っているようだ。 「いいえ…先程も言ったとおり、蓬莱寺君が護ってくれたので大丈夫です。」 それに対し、麻弥は透き通るような声で応えると、にっこりと花のように笑った。 そして、隣で目をぱちくりさせている京一の方をごく自然に振り返る。 「ああッ!!大変、蓬莱寺君、怪我しているじゃないですか!!すぐに保健室に行かないと!!」 いきなり、京一の腕を自らの腕に絡め取った。 思わずわわわッ、と間抜けな声を上げる京一を無視してそのままダッシュでその場を走り去る。 後には、呆然とその様子を見送る醍醐と美里、生きる屍と化したレスリング部員達が残されたのだった。
実際、傍から見ればそうは見えないだろうが彼女の腕力は京一以上で、京一にはただ付いて行く事しか出来なかったのである。 麻弥の行動(と腕力)に驚きながらも、抱え込まれた腕に彼女の豊かな胸の感触を感じて無意識にニヤケてしまう辺りは、流石京一とでも言うべきだろうか。 ダンッ!! が、そんなささやかな幸せもすぐに終わり、立ち止まった麻弥に壁に押しつけられる。 「な、緋勇…ッ!?」 整った顔が間近に迫り、どくんと京一の胸が高鳴った。 「…余計なコトは言わない方が身の為だからな。」 …………再び、ドスの効いた声が京一の耳に届く。佐久間に向けられたのと同じ声。 とてもさっき葵や醍醐に向けられた声と同じとは思えない。 反射的に京一の背中に嫌な汗が流れた。 次いで、ぎりぎりと京一の学ランが締め上げられていく。 「でないと、殺す。」 言葉と共に静かに放たれた氣を殺気と言わず、何と言おうか。 眩しい笑顔で氷のような台詞を吐くと、その少女は京一の学ランから手を離し、スカートを翻して桜の花弁の舞う校庭へと消えて行った。
そして後には、理由は違えど先程の醍醐達と同じように呆然と立ち尽くす京一が残されたのである。
京一「…おい。」 麻弥「…何だ、蓬莱寺。」 京一「何だ、じゃねぇッ!!二重人格か、お前はッ!!」 麻弥「ぐだぐだうっさいんだよッ!!正確には、二重人格じゃなくて猫かぶりなだけだ。 こーゆー女主人公がいたって別にいいだろーが。」 京一「良くねぇッ!!これでどーやって俺達にラブラブになれっつーんだよッ!!」 麻弥「…誰が誰とラブラブになるって?寝言は寝てから言え。」 京一「違うのかッ!?じゃ、教室で初めて目が合った時、何で俺に向かって笑ったんだよ!?」 麻弥「馬鹿みたいに頭を振っていたから、ヘンな奴だと思った。それだけ。」 京一「……………」 麻弥「他にいくらでもイイ男はいるしなー。皆、案外簡単に騙されそうだし♪」 京一「………つーか、本当にこの話、続くのか?お前、読者に思いっきり嫌われてると思うぞ。」 麻弥「………鳳凰。」←何故第壱話で使える…(汗) 京一「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」←当然即死。(おい) この時点では、本気で麻弥の相手を誰にするか決めてませんでした。 |