逆転裁判シリーズ
(逆転裁判、逆転裁判2、逆転裁判3、逆転裁判・蘇る逆転)

ゲームボーイアドバンスというマイナー携帯ゲームでありながら、男女共に評価の高いAVG(…か?)。
ニンテンドーDSにも移植されてその勢いは止まらない。
簡単に言えば弁護士・成歩堂となってひたすらツッコミを入れろ!
…というゲームです。

 
 チクショウ、嵌っちゃったよ!!
…いや、自分でも意外だったんすよ。今まで嵌ってきた、いかなるジャンルとも違うから(今までもアレだが…)。
でも純粋にゲームとして面白いです、逆転裁判。ええ。知ったのが遅かったので1をプレイした時点で2も発売されていたのですが1をクリア後、すぐに2をゲットして一気にクリアしちゃいましたとも。
勢いでSSまで書いちゃって、これはお気に入り紹介に入れずにいられるか!!(開き直り)
そして3は予約して発売日当日ゲット、3日やり続けてクリア…。いいんだよ満足してるんだから。 
当然の如くDS版の蘇る逆転も予約しました。その為にDS本体買ったっつーの。(断じて犬ゲーの為だけではない)
例え1のリメイクでも追加エピソードの為に買う価値あります、いやマジで。

 このゲームは基本は推理ゲームなのであまり詳しくストーリーを話しちゃうと面白さも半減してしまいます。
よって、まだ未プレイの方も安心して読めるように簡単に1〜3共通のシステム紹介と主要人物紹介(管理人のツッコミ付)のみさせて貰いますのでご了承を〜。GBA本体をお持ちの方は是非1からプレイして下さいませ。
そしてDS版が出た今となっては、本体を持っているなら断然DS版をお勧めします。追加エピソードもですが、DSならタッチペンで触る事や実際に画面に向かって「異議あり!」と叫ぶ事が可能なのです。ルミノール反応など新要素も組み込まれてやりがい度もアップ。但し、叫ぶ時には周りの人影に注意(笑)。


【ゲームシステム】

 1、2共に4話のエピソードがあり、各話探偵パートと法廷パート(場合によっては法廷パートのみで解決する事もあり。1日目〜2日目、前編〜後編になる事も。)に分かれます。3と蘇る逆転は5話構成ですが、基本は変わりません。
プレイヤーは主人公である弁護士・成歩堂龍一(話によっては成歩堂ではない別の人物を操る事もあります。これはこれで大変美味しい・笑)となって被告人を無実にする為に探偵パートで証拠品をかき集め、法廷パートでその証拠品を突き付けて矛盾を指摘し、証人及び検事をぎゃふん(死語)と言わせるのが最終目的です。
 因みに逆転裁判1の世界は2016年。増える一方の犯罪に対して、裁判にやたら時間をかけられないという理由からどんな凶悪犯罪でも3日以上裁判に日数をかけないようになっています。つまり、どんな場合でも3日目には有罪か無罪か決まるのです!!現実もこれだけ簡単だったら楽なんだろうけどね…(苦笑)。

 探偵パートのコツは、
とにかく総当り。ていうか全部の話を聞かないと先にも進めません…。
行ける場所には全部行き、聞ける話も全部聞きましょう。背景に怪しげなブツが置かれていたらそれを「調べる」のも忘れずに。あっち行ったりこっち行ったり、往復するのはザラです。交通費なんて気にしちゃいけません。
 でもどうにも話が進まなくなったら、今度は手当たり次第に(オイ)「証拠品」もしくは「人物」ファイルを突き付ける!!
なんとなくこの人にはコレを見せれば話を聞けるかも、と分かるヤツもあるにはあるんですが、意外なとこで意外なモノによって話が聞けたりする事もしばしば…。まぁノーリアクションの場合もあるけど、直接ストーリーに関係なくとも面白い会話が見れる事も多いので頑張りましょう(笑)。特に助手である真宵ちゃんのリアクションは笑えますぜ☆

 更に、2より探偵パートに「サイコ・ロック」という新システムが登場してます。
ある事件を境に、主人公は他人が嘘をつくと「鍵」がかかっているのが目に見えるようになるのです。
これを解除しない事には話も聞けない=先に進めない(苦笑)。しかもこの鍵が見えた時点ではまず、解除は不可能です。諦めてとっとと情報収集&証拠品集めに行きましょう。下手すると3人同時に鍵が複数見えたりしますが(汗)、そのうち一人ずつ解除できるようになります。解除に挑戦して「使える証拠品がない!」と思ったら素直に引き下がるのも重要。完全に解除したら回復するけど、結構命がけなんだよなコレが…。挑戦する前のセーブはお約束。
法廷パートでサイコ・ロックが見えたらもっと楽になるのにというのは禁句ですか?

 なお、DSの蘇る逆転の5話では探偵パートにカガク(片仮名がポイント)捜査として「ルミノール反応」「指紋検出」が出てきます。そのまんま、血痕が現場に残ってるかどうか調べる事と指紋を探し出して照合する事です。
これが単純だけど本当に捜査してる!という気分になれて妙に楽しい(笑)。今までなかったのが不思議だ。
 が。ルミノール反応はともかく指紋検出はコツがいります。アルミ粉を画面に降り、実際に自分の息を吹きかけて余分な粉を吹き飛ばすんですが……初挑戦の時、冗談抜きで酸欠で頭が痛くなりました私(アホ)。
ほんっとーに難しいんですって! なかなか粉が飛んでくれなくて!(涙) どうやら粉をケチって薄く降った(だって多く降ったらその分いっぱい吹き飛ばすのしんどそうだったし・汗)のが敗因だったようです。
そこで漸く発見しました楽な方法。画面が真っ白になるまで粉を降って、扇風機の「強」で吹き飛ばす!!(爆)
DS本体を扇風機まで近付けたら一発OKでした。冬ならドライヤーの冷風も有効だと思われます。
もしここで煮詰まったら、酸欠になる前に是非お試し下さい(笑)。

 次に、法廷パート。「異議あり!」「待った!」「くらえ!」が音声付きで飛び交う、ゲームで最も白熱する部分です。
基本は全部ゆさぶれ。ごくまれにゆさぶりによってハンデを喰らう事もあるけど、ゆさぶらない事にはツッコミを入れる場所すら出現しなかったりします。とりあえず証言には全ての箇所でゆさぶりを入れましょう。その後で、じっくり考えて矛盾する箇所に「証拠品」もしくは「人物」ファイルを突き付けます。正解すれば当然話が進むのですが、セーブしといてわざと間違えるのもかなり面白いので一度はお薦めします。皆素晴らしいツッコミを有難う。
 ただ、この「つきつける」ですが、同じような意味を持つ証拠品でもこっちはOKでこっちはダメ、なんてのも時々あります。答えはアタマで分かっているのにツッコミを入れる箇所があやふやで分からないというのもザラ…。
失敗すると!もしくはゲージを減らされて、これがゼロになると容赦なくゲームオーバー。その章の最初からやり直すのも大変なので、突き付ける前にはセーブする癖をつけといた方が無難と思われます。
後は成歩堂になりきって、ツッコミを入れまくれ!! よっしゃ「異議あり!」!!(煩いよお前)


【主要人物】

成歩堂 龍一(なるほどう・りゅういち)

 ふざけた名前の主人公(多分←オイ)。24歳→25歳→26歳。いかにもカプコンさんらしい格ゲー並のギザギザ頭に青いスーツがチャームポイント。ついでに3にて強烈なファッションセンスを見せ付けてくれた人。
1では頼りない新人弁護士として登場したが、1年後である2ではそこそこ、更に1年後の3では結構有名な弁護士となっていたようだ。天性のツッコミ名人でお人好し。運がいいのか悪いのか分からない男でもある。崖っぷち人生万歳。
そして全てハッタリと屁理屈で生きている気もしないでもない。
「アタマで考える前に口が動いてました!」と爽やかに言ってのけるのは流石。ラーメンはとんこつ派(関係ない)。
彼が弁護士になったのにはある理由があるのだが、それもどうよ…と思うのは私だけか。
つーか芸術学部卒業で弁護士になれるものなんでしょうか。←それを言っちゃお終い
余談だが彼の声はシナリオライターのタクシュー氏。違和感なくて上手い。子は親に似るって事?(違)

綾里 千尋(あやさと・ちひろ)
 成歩堂の師匠。27歳。法曹界にも一目置かれる優秀な弁護士にして、霊媒師としての力も半端じゃない。
ついでにあの胸は反則だ。
おそらく逆転裁判の世界で最強だと思われる。いろんな意味で。
ボケた弟子に冷静にツッコミを入れる姿に惚れます。この人と成歩堂はあくまで師弟って感じがいいんだよ。
3にて彼女の魅力が更に溢れまくるのだが、成歩堂の師匠というのがこれでもかと分かりました。

綾里 真宵(あやさと・まよい)
 千尋の妹。成歩堂の助手兼霊媒師(修行中)。17歳→18歳→19歳。アレでも一応、高校には行っていたらしい(ゲームでは触れられていないが攻略本にて判明)。倉院流霊媒道の次期家元という血筋にふさわしく、いつも突飛な装束を着ている。実際その力は目を見張るものがあるが、成歩堂との漫才の印象の方が強烈で目立たない(笑)。
育った環境ゆえか、かなり普通の娘とは感覚がズレている部分も。お子様向け特撮「トノサマン」の大ファン。
ミソラーメン好きで、食欲の権化。そしておそらく逆転裁判の世界で一番不運。本人はいたって明るいが。

綾里 春美(あやさと・はるみ)
 2で初登場した千尋・真宵の従姉妹(真宵の母の姉の娘)。8歳→9歳。幼いが霊媒師として天才的な力を持つ。
真宵を尊敬しており、どう解釈したのか事あるごとに真宵と成歩堂をくっつけようとしているようだが、空回りしているようだ(哀れ…)。年齢に似合わぬ丁寧な口調と電車すら知らない箱入り娘っぷりが可愛い。綺麗好き。
だけど変身後の姿はどう見ても犯罪。

御剣 怜侍(みつるぎ・れいじ)
 検事局きっての敏腕天才検事。24歳→25歳→26歳。あのロココ調(?)の赤紫スーツとひらひらスカーフは何を狙っているのか。加えて言うと、20歳の彼の衣装は更に変。←言い切ったよ!
どんな事をしても有罪を勝ち取る男として有名。ついでにこの男のおかげで逆裁に女性ファンが増えたと言っても過言ではない。…まぁ、ミッちゃん(大笑)については1をやって下さい。一部で姫と呼ばれる理由が分かるから。
成歩堂のとんでもないボケに素晴らしく冷たいツッコミを返してくれる人でもある。ゲーム中、彼との法廷バトル(このネーミングも凄い)が一番燃えるのもまた事実。なんだかんだ言って、成歩堂とはいいコンビだ。声はデザイナーさん。

矢張 政志(やはり・まさし)
 成歩堂と御剣の友人。23歳→25歳。出会う度にいろいろな職業を転々としているが、どれも真面目にやっていたとは到底思えない。そして「事件の影にやっぱり矢張」と称されるくらい、はた迷惑な奴。
本人にその気はなくとも(そうか?)、この矢張の行く所には必ず何かが起きる。悪い意味で。
成歩堂達とは小学校の同級生だった訳だが、この男の存在がなければ今の成歩堂も御剣も存在しなかっただろう。
でもまぁ、憎めない奴……ではあるかもしれない。年がら年中女を追い掛け、振られまくっているらしい。

糸鋸 圭介(いとのこぎり・けいすけ)
 所轄署の刑事。殺人事件の初動捜査担当。通称イトノコ刑事。30歳→31歳→32歳。よれよれのコートがポイント。
いかにも刑事という顔を見込まれて刑事になったはいいが、
頭脳が追いついてない可愛そうな人(酷)。
味方だったり敵だったりするが、基本的にイイ人な常識人である。裁判のたびに給料を減らされる彼に幸あれ。

狩魔 冥(かるま・めい)
 2で初登場。1で登場した検事・狩魔 豪の娘。18歳→19歳。アメリカにて13歳で検事になった天才。
法廷内でムチを振り回す女王様。(これだけで普通、逮捕モンです)
カンペキにこだわる彼女は見ていて無理してるなー…と。でもそれが彼女の生き方ですから。ビシィッ。

オバチャン(本名:大場 カオル)
 サブキャラとして彼女を語らずにはいられまい。年齢不詳。とにかく強烈。
ていうか魔性の女(本人談)。
彼女が好きになった俳優は必ず死ぬという凄い特技(?)を持つ人でもある。悪い事を悪いとも思わないで開き直るのはのはいっそ見事。証言台に立つ彼女には、ミッチャンを餌にビシビシ行きましょう。カタカタカタカタカタカタ。

大沢木 ナツミ(おおさわぎ・なつみ) 
 はた迷惑な人その2。一応、フリーカメラマン。22歳→23歳。関西弁を操る。喧しい。ついでにケチ(笑)。
本人に悪気はないが(そうか?)、登場するたびにいいかげんな証言と決定的な写真で法廷を混乱させてくれる。
すみません、ちょっとこのキャラには飽き…げふげふ。

荷星 三郎(にぼし・さぶろう)
 数少ない良心的なサブキャラ(笑)。通称ニボサブさん。23歳→24歳。アクション俳優にして初代トノサマンの役者(中身)。顔が怖い為にいまいちメジャーになれないらしい。「恐縮です」が口癖。春美と会話させると微笑ましい。
どうでもいいが、あの体格でヒメサマンの中にどうやって入ってたんですか?

宝月 茜(ほうづき・あかね)
 DS版蘇る逆転の5話で登場。真宵の代わりのポジションとしてアシスタント(=ツッコミ担当)を勤める16歳の女子高生科学捜査官(将来希望)。御剣の上司である主席検事・宝月巴の妹でもある。真宵ほどのインパクトも力も笑いもないが、彼女の持つアビリティ「ルミノール反応」と「指紋検出」は侮れない。姉と共に続編で再登場しそうな予感。


…とまぁ、メインはこんな感じですかね。
とにかくオススメですよ逆転裁判♪(しつこい)