お題続きその2。

お題元:キスの場所で22のお題(配布者:悠樹様)








「ううううウィンリィさん!?」
「……馬鹿エド」

キスと共に耳元で囁く、甘い誘惑。
あんたがどう切り出そうかと緊張してるのに気付かない訳ないじゃない。
あたしだって同じ気持ちなんだから。












「じっとしてろよ」
「あはは、くすぐったい」

アルはしてくれるのに、エドは全然キスしてくれないよね。
子供同士のふとした会話がきっかけだった。
背伸びをしての精一杯のキスに幼馴染が目を細める。
花冠をしてお姫様のように微笑むこいつを可愛いと思ったなんて、
絶対に言ってやるものか。












「なっ…なに、を…!?」
「おまじない。あたしの自己満足だから気にしないで」

どうせあんたは無茶する時も何も言わないんだから。
これは幼馴染としてエドの無事を願うあたしの自己満足。……多分、それだけ。












震える瞼。甘い甘い唇。何もかもが熱く、愛しい。
───きっと、ずっと、こうしたかった。











このお題の何が大変って、テーマと絵に合わせた短文を考えるのが!!(後の祭り)
愛玩なんてマジでどうしたもんか悩んだよ〜。苦肉の策だよ〜。
次回お題は一旦裏に行きます。また表に戻って来る予定。


(14.10.30.UP)