こつん、とおでこがくっつけられる。

「…………」
「…………」

時間にしたらほんの数秒。
互いに何も言葉にできないまま、心臓だけがドキドキと煩い。
あと一歩。あと半歩。
もどかしいような怖いような。

───これって、そういう事なんだろうか。




ずっとこっちにアップするのを忘れていた(…)春用思春期TOP絵。
この時は厚塗りエドウィン描きたかったのです。
設定は特に決まってませんが↑の独白はどちらでもありって事で。
でも多分、躊躇っちゃった時点でこれ以上何も進まない気がする(笑)。
ピクシブに原寸とボツ表情バージョンあり。
「おーい、ウィンリィさーん」
「………」

小声で問い掛けてみても、案の定返って来るのは安らかな寝息。
背中に圧し掛かる重さと体温から予想はしていたが、確定した事実に苦笑する。

(………警戒心なさ過ぎだろ)

襲っちまうぞ、という出来もしない警告を口の中で飲み込むと、
俺は再び手元の本に視線を戻した。
その内容が全く頭に入らないのは俺のせいだけじゃないよな?




冬用TOPはちょっと関係が進んだバージョン。
少なくとも一緒の毛布に包まってくつろぐ程度にはラブいと思われます。
でもきっとまだ貫通はしてな略。

2013年のいい夫婦&いい兄さんを1枚絵でなんとかしようと思ったのに、
描き上がってみれば全然夫婦でもいい兄さんでもない事に気付いて
フライングアップで誤魔化したという苦肉の策だったり。

絵が大きいので2枚だけ。それでも横幅大きいと1ページのバランス取り難いなぁ。
向かい合わせと背中合わせは特に狙った訳ではないんだけど、なんとなく頭に構図が残ってたってのはあるかもしれない。

(13.12.12.UP)