「ウィンリィ、今日の夕飯はシチューな」
「シチューシチュー!」
「だー!」
「あんた達、そればっかりねぇ」


───きっと、親父もこんな気持ちだったんだろう。
今なら俺にも分かる。
泣きそうなくらいの、幸せ。


版権お題参加2枚目。
第2子の女の子の髪は原作寄りにしました。
エドウィン家族話を書くのはもう少し後になりそうだ。

「………ウィンリィ」


発車ベルが鳴る。
もうすぐ出発してしまう。
次に会えるのは何ヵ月後か分からない。
気が付けば自然に、愛しい女を引き寄せていた。


一番やりたかったのは余裕っぷりにムカつく兄ではなく
旧タブレットのリハビリinSAIです。
タブ故障してから最初に描いた真面目な絵がコレでした。

おまけ漫画はこちらから。重いので注意。
「………楽しいか?」
「うん!」
「…………あっそ」
「デンはブラッシングはできてもリボンまでは結べないし」
「待て、何する気だ!!!」


髪を梳かすのはOKしたが、そこまで許した覚えはねぇぞ!!
つーか、なんだこの落ち着かなさは。
ふわふわとくすぐったくてムズムズする。
この匂いは……ウィンリィのシャンプー?
衣擦れの音と耳元に掛かるこいつの息が気になって仕方ない。

……………。
…………………………。

オレの理性とウィンリィの暴走、どっちが勝つかは真理のみぞ知る。


多分、嬉し泣き後すぐくらい。
空白の2年間は兄さんの試練の期間でもあって欲しい。
その方が色々苛める事ができて妄想できて楽しいんだもの!(笑)

気付けば全部エド視点。最近SS出してないのでその代わりにちょっと長め。
ウィンリィよりもエドの心情の方が圧倒的に書き易いー。←男脳

(10.08.08.UP)