※これはエドウィン43の続きの乙女兄さんシリーズです。
思いっきり繋がってるので先に43をお読み下さい。
●R−15くらいの微えろあり。苦手な方は回れ右!●































「………エド」

「……………おう」



古い、シンプルなソファーの上で。

オレに組み敷かれているウィンリィがオレを真っ直ぐに見つめる。

ウィンリィの着ているシャツは首の方まで大きく捲り上げられ、胸部を覆う白いレースの下着と肌が露になっていた。

その下着も半分ずり上がり、今にもその先端が見えてしまいそうだ。

ウィンリィにこんな格好をさせたのは紛れもなくオレで。



「後悔するわよ? あたしが…じゃなくて、あんたが」

「……………………」

「酔ったせいになんか、したくないでしょ?」

「………………………」



これは、夢だよな?

ウィンリィがこっちに帰ってくるのは夕方だった筈。

ちらりと視界に映った壁の時計の針は真夜中を指していた。

今ここにウィンリィが居る筈がない。

だからこれは夢だ。

……というか。ここはロックベル家のリビング? 

オレはなんでここに居るんだ?

ついさっきまでピットの家で飲んでた筈だよな?





……ああそうだ。仕事がひと段落して、夕飯の買出しに出た食料品店で久しぶりにピットに会ったんだ。

うんとガキの頃。

家族のような存在だったウィンリィとは別に、

馬鹿な悪戯をしたり身長で張り合ったりしつつも気の合う友達としてオレらはよくつるんでいたものだが、

気付けば4年前に旅先で出会って以来の再会だった。

あの時ピットは医者の助手をやっていて。

オレとアルも賢者の石を探すのに必死で。

お互い、自分の事でいっぱいいっぱいだった。



そして現在。

長い旅を終えたオレはリゼンブールに戻り、新たな自分の道を歩き出している。

ピットもまた、巡回医として本格的に活動し始めたところなのだと聞いた。

医者のいない辺境を巡るピットは滅多にリゼンブールに戻らず、

オレもまたここを拠点にしているとはいえ仕事絡みで頻繁に村を出るので、

たまたま今まで顔を合わせる機会がなかったのだ。

馴染みの食料品店でばったり出会ったのは本当に偶然だが、

旧友の再会を祝して飲もうという話になったのはこの年頃の男なら極自然の成り行きだろう。

ピットの家が商店街から近く、「貰い物のいい酒がある」と言われれば断る理由もない。



元々オレはそんなに酒が好きでも強い方でもなかったが、

いつまでもウィンリィに「酒に弱い男」だと思われ続けるのはなんとなく癪に障る。

男として酒に強くなりたい。せめてあいつに負けないくらいに。…とは常々考えていた。

つーかオレは普通だ! 一般人だ!

ばっちゃんの家系だかなんだか知らないがあいつがウワバミなんだよ畜生!!

……確か、酒を飲みながらなんとなしにそんな事をピットにぼやいた記憶はある。



そうだ。

その時、ピットがとんでもない事を言いやがったんだ。

───『それはそうと、ちゃんと避妊はしてるんだろな? ウィンリィにあまり負担掛けんなよ』って。

当たり前のように。何の前フリもなく。

オレが思いっきり酒を噴出したのは言うまでもない。



あー……それから何をどうピットに釈明したのかはよく覚えてねぇ。

とにかく、オレとウィンリィが「そういう間柄」だとリゼンブールでは暗黙の了解として広まっているというのは理解した。

しかもその噂が出たのはオレ自身がその、ウィンリィを好きだと自覚する、ずっと前からだっていうから驚きだ。

なんだよそれ。知らぬは本人ばかりって奴か?

……そんなにオレって態度に出てたのかよ? マジでか?

アルに「兄さんは分かり易いんだよ」とかなんとか言われた事はあるが、それは弟が特別鋭いだけだと思っていた。

その認識自体が間違いだったのか?

……穴があったら入りたいとはこの事か。

以前、ウィンリィとセントラルのホテルに泊まった時(泊まっただけで誓って何もしてねぇ!)にも軍部の奴らにバレて

散々からかわれて逃げ出したい衝動に駆られたものだが(司令部で暴れなかっただけ自分を褒めてやりたい)、

本気で村を出たいと思ったのはこれが初めてかもしれない。

つーか、まだホントにやってもいないのにご近所のおじさんおばさん方にそんな目で見られてたのかと思うと

情けないやら悲しいやら理不尽やら……やりきれなさ過ぎて泣けてくる。

ああ。それでピットが呆れるのも無視して空きっ腹に酒をガブ飲みしたんだっけか。



ヤケ酒でぐだぐだに酔って、自分で決めた事とはいえ健全な男の生理現象の辛さを叫んで。

ウィンリィに知られたらドン引きして2週間は口をきいて貰えなくなりそうな話もピットにぶちまけた……気がする。

弟には絶対言えない話も、気心知れたこいつなら気兼ねなく言えるという安心感もあったのだろう。

ピットはしょうがない奴だと心底呆れたように言いながらもオレに付き合って酒を注いでくれた。

昔は悪ガキ仲間だったのに、長らく見ない間に旧友はすっかり大人の落ち着きを身につけたようだった。

そして真っ直ぐ歩くのも困難だったオレを担ぐようにしてここまで連れてきてくれたのだ。



だが、暗い田舎道を行くその道すがら。

歩いてるんだか眠ってるんだか分からない足取りでふらつきながらもオレは聞いてしまった。

溜息のような小さな呟きをどうしても聞き逃す事ができなかった。



『諦めたつもりだったのに。おまえがいつまでもモタモタしてたら、諦められないじゃないか』



おそらく……酔っ払いのオレがまともに聞いてるとは思わず、つい口に出してしまったのだろう。

反射的に足を止めてピットを見返したオレに、あいつは驚いたようだった。

そして『冗談に決まってるだろ』と笑い、それ以上オレに何かを言わせようとはしなかったピット。

だからオレもさっきのは冗談だったのだと、そうでなければ空耳だったのだと思い込もうとした。

酒が回ってまともな判断ができなくなっていた頭が深く考える事を拒絶したといった方が近いかもしれない。



だけど奇妙な引っ掛かりは自分で考えてた以上に大きくて。

我ながら女々しいと思いつつ、

ここに到着してからは酔って半分寝たフリをしながらウィンリィとピットの会話を聞いていた。

そして極めつけにさっきの、『旦那と仲良くな!!』というピットの大声を聞いて。

あいつは本気だったんだと知った。

いつからかは分からない。だけどピットは本当にウィンリィが好きだったんだろう。

そして謀らずともあまりにも自然にオレに接するウィンリィを見て………今度こそ身を引いたんだ。

ピットは昔からオレとよく似た気質だったからこそ、あいつの気持ちが分かってしまった。

見た目の雰囲気や性格は全く違うものの根っこの部分でオレらとよく似た気質で、

よく似た行動をした人物は他にもいたから分かってしまった。

苦笑するピットの顔に、今はシンに居る弟の姿が重なる。

なんでオレの周りの奴らは揃いも揃ってこんなにお人好しばかりなんだろう。








「……エド? 聞こえてる?」

「…………聞こえてる」



最低だよな、オレ。

今、オレの下で……羞恥のせいだろう真っ赤な顔で、それでも気丈にオレを見返す女は夢じゃない。

どんなに酔っ払ってもそれくらい分かってた。

生身の掌に伝わるこいつの温もりと心臓の音が夢なんかである筈なかった。

だけど夢だと思い込みたかった。

──まだ約束の18まで数ヶ月あるけど。夢の中なら、こいつに手を出しても許されるんじゃないかって思った。

アルにもピットにも誰にもこいつは渡せない。

ウィンリィはオレのもんだって、印をつけたかった。

酒を理由に、馬鹿な独占欲と今まで我慢し続けていた性欲が爆発した。

酔って動けないフリで水をねだって、こいつの隙をついてソファーに押し倒した。



正常な判断ができないくらい酔っていても、力比べでオレがウィンリィに負ける事はない。

本能の赴くままウィンリィの口内を貪る間に下半身は臨戦態勢に入って、いつでも準備OKってくらい張り詰めていた。

それでもすぐにこいつを強引に奪えなかったのは。

例え夢の中でもこいつを裏切りたくないという、オレの最後の良心───寧ろエゴだったのかもしれない。



……いや、違う。

何より、ウィンリィが全く抵抗しなかったからだ。

だからオレは今、こうして止まっている。

惚れた女の半裸を見下ろしながら、酔った頭で冷静に自己分析なんかしている。

もしウィンリィが最初から泣いて叫んで嫌がっていれば───それすら興奮の糧となって。

その先に何が待っていようと、オレは止まれなかっただろう。





「……エド。あたしね、あんたが好きよ」

「………………知ってる」

「怖いけど、あたしもエドを欲しい……のだと思う。そうでなきゃ二度目の口移しもしなかったわ。

でも、お酒のせいだろうと何だろうと…………今これ以上やったらあんたは後で絶対自分を責めるでしょ」

「……………………」

「そんなのは嫌。エドを信じてるって口で言うのは簡単だけど………

あんたに後悔されるくらいなら、あたしは何としても抵抗するわ」



────力仕事が資本の機械鎧技師を舐めるんじゃないわよ。酔っ払いになんか負けるもんですか。



オレに組み敷かれた体勢のまま肌蹴た服を取り繕う事もなく宣戦布告し、空色の瞳でキッとオレを睨むウィンリィ。

その凛とした声に、虚勢や怯えは感じられない。



────そうだった。オレの知るウィリィはこういう奴だったじゃないか。

だからオレはこいつに惚れたんだ。

恋愛に関してはおそらくオレ以上に鈍感で天然で、だけど誰よりも強くて優しい。

もしかしたらオレよりもオレ自身の事を分かっていて───オレを最後まで信じてくれるのがウィンリィだった。

きっと、一生掛かってもオレはウィンリィに勝てないのだろう。



「………ありがとう、な」



無意識に出たのは謝罪の言葉よりも感謝の言葉だった。

本当に馬鹿だ、オレは。

こいつはちゃんとオレを待っていてくれたのに、何を焦る必要があったんだろうか。

もう少しであいつらに顔向けできなくなるところだった。

ふっ……と、オレの中から何かが抜け落ちたような気がした。



「─────」



次いでオレは何を言ったのか。

緊張が一気に解けたせいか、もう何も考える事はできなかった。

酔いによる眠気と重力に誘われるまま、今度こそ本当にオレは意識を手放したのだった─────。













***













「………………う…………ん?」



───頬が、くすぐったい。

ぺろぺろぴちゃぴちゃと表現するしかない水音が耳元で聞こえる。

誰かがオレの顔を舐め………………ウィンリィ?



「…………な訳ないよな」



重い瞼を開けたところで視界に入ったのは案の定、ロックベル家の優秀なボディーガード。

デンはオレが目を覚ましたのに気付くと、満足そうにワンと一声吠えた。



「っ痛ぅ……………!」



それだけで頭にガンと響いた。これは……二日酔いか?

やっとの思いで上半身を起こし、自分がロックベル家のリビングのソファーの上で毛布に包まっていたのに気付く。

そうだ、ピットと飲んでてウィンリィが出てきてそれでオレは────



(…………………)



………やばい、記憶があちこち飛んでる。

何処までが夢で、何処からが現実だ?

ただ、オレはとてもマズイ事をしたのだと、それだけはなんとなく分かる。

すーっと冷や汗が背中を伝った。

夢中でウィンリィの口内を貪ったのとか、柔らかい胸の感触とか、白いレースの下着とか。

記憶の断片を繋ぎ合わせれば合わせるほど、とんでもない予測が成立する。



(───まさか!!!?)



がばっと毛布を身体の上から剥ぎ取って。

自分が上から下まで服を着たままである事にホッと胸を撫で下ろすも、

いや待て着たままでもできない訳じゃないし事後また着る可能性も───と考え出してドツボに嵌る。

敢えて生物学的に否定の根拠を挙げるのならば

寝起き直後の「この状態」から察するに「昨夜は出してない」可能性の方が高そうだが、

それだって実際にやった後の朝を経験して見比べた事はないのだから確実な事は言えない訳で。

状況によっては一晩で二度三度と充填される可能性も………

それでなくても昨夜みたいにしこたま飲んだ後ならば色々体調に変化があってもおかしくない。

長い間自分が欲求を溜め込んでいたのは分かってるだけに、

考えれば考えるほど最悪の答えを否定できなくなっていく。

酔ってネジの飛んだオレが、最後まで紳士的に振舞えるという保障が何処にある?



(……………………マジ、か?)



………OK、まずは落ち着こうオレ。

もう一度最初から思い出すんだ。

だがその前に、とりあえずトイレに行こうか。

今はそれが先決だ。

この状態をあいつに見られてこれ以上状況を悪化させる訳にはいかない。



「デン、ご苦労様。───やっと起きたわねエド。もうお昼よ」

「…ってうわああああああああああああああ!?」



廊下に繋がる扉からひょいと顔を出したウィンリィの姿に、オレは思わず絶叫した。

そして自ら招いた頭痛に撃沈してソファーから転げ落ちるも、どうにか毛布を腰周りに引き寄せる事に成功する。

まさに捨て身だ。

………いやもう既に色んな意味で遅いのかもしれないが。

だとしたらオレはウィンリィにどの面下げる事ができるのか?



「馬鹿ねー、二日酔いなんでしょ。大声出したら頭に響くに決まってるじゃない」

「……………………」



意外にもウィンリィの声は明るくて、それが逆に不気味でもある。

咄嗟に何を言えばいいのか分からず床に座り込んだままこちらに近付いてくるウィンリィを凝視するオレに、

ウィンリィは怪訝そうに眉を顰めた。



「……エド? 起きてる? 聞こえてる?」 

「………聞こえてる」



あれ? この会話もどっかで聞いたような。

ああもうなんでこんなに記憶が飛んでるんだよオレの馬鹿────!!



「うん、起きてはいるみたいね。───はい、酔い覚ましのスープ。熱いから気をつけて」

「お、おう………」



言われて初めてウィンリィが湯気の立つマグカップを手に持っていたのに気付く。

慌てて両手を伸ばしてカップを受け取り、

湯気に誘われるままズズッと一口啜ると身体の芯まで温まる気がした。



(……うめぇ………)



あれだけ酒を飲んだのに、胃は栄養を求めていたらしい。

シンプルなコンソメスープがこんなに美味いものとは知らなかった。

カップに口をつけたまま、ちらりとウィンリィを見上げる。

今まで台所にいたのだろう、幼馴染は作業着のつなぎではなく普段着の上にエプロンを着込んでいた。

その普段着もいつも薄着のくせにこういう時に限って長袖のシャツとジーンズなので、

肌に何かの痕跡があるかどうかまでは分からない。

とりあえず何処か引き摺ってるとか痛そうとか、仕草や振る舞いにおかしなところはない……と思う。

いっそこのまま有耶無耶にして終わらせてしまいたい誘惑に駆られるが、そうもいかなかった。



「………ウィンリィ、さん」

「ん?」

「あー……その、な。昨日………さ」

「昨日……」



恐る恐る話を振った途端、ウィンリィの顔がボッと赤くなる。

そしてその顔を隠すように慌ててオレに背を向けるウィンリィ。

そ、その反応はマジですか──────!?



「ご、ごめんウィンリィ!!」



まだ中身の入っていたマグカップが床に転がるのも無視して、その場に土下座する。

かっこ悪いなんて言ってられねぇ。

酒の勢いとはいえ、これくらいじゃオレのやった(らしい)事は済まされない。

例えこいつがオレを好いてくれていても、それとこれとは別問題だ。

オレ自身がオレを許せない。

そのまま時間が止まったかのように、暫し沈黙が降りる。



「…………覚えてる、の?」



やがて頭上から落ちてきた質問に、オレは漸く顔を上げた。

まだ頬を赤く染めたウィンリィが、なんとも言えない表情でオレを見下ろしている。

今更取り繕うのも男として最低だが、オレとしては正直に答えるしかなかった。



「いや……あちこち記憶が飛んでて、全部は覚えてねぇ……。

できればその、オレが何をしたか……教えてくれると有難いんだが………」



だんだん声が小さくなる。

情けないが、本当に覚えていないんだ。

真実を知るのは恐ろしいが、知らないままで済ます事はできない。



「───映画、観たいな」

「………は?」



だがしかし。予想外の返事が帰って来た事にオレは目を丸くした。

見上げればウィンリィは背景に花でも散らしそうな満面の笑顔で笑っていた。

────が、その目は笑ってはいない。



「イーストシティで今、凄く評判のいい恋愛映画やってるの。エド、明日付き合ってくれるわよね? 勿論オゴリで」

「………えっと………それはどういう………」

「ランチはそうね、雑誌に載ってたパスタの専門店がいいな。確かデザート付きのセットがあった筈」

「………ウィン、リィ?」

「折角イーストシティに出るなら買い物もしたいなぁ。荷物持ち宜しくね」

「……………もしもし?」

「そしたら、明日の夜にでも教えてあげるわ。あんたが昨晩あたしに何をしたのか言ったのか、事細かに全部」

「…………………………………」



もしかしてそれまで教えないつもりですか生殺しですか。

それがオレへの罰なんですかウィンリィさん。

いや実際やっていようとなかろうと、オレが全面的に悪いのは明白で。

ウィンリィが怒るのは至極ごもっともではあるのだけど。



「さーてと、そろそろ焼けるかなー。明日楽しむ為にも、これから頑張って仕事しないと」

「ちょ、待て、待ってクダサイ、ウィンリィ───!!」



このまま明日まで放置って何の拷問だよ!? 鬼! 悪魔!!

いっそ今すぐトドメを刺してくれ──────!!!

鼻歌でも歌いそうな雰囲気でリビングを出て行くウィンリィを走って追い駆けようにも、

再び襲った頭痛と忘れ掛けていた男の諸事情ですぐには立てず。

オレは再び床に撃沈したのだった。








───教訓。酒は飲んでも飲まれるな。

酒に強いだけが男じゃない。



普段なら嬉しいおやつのアップルパイも、今日はある意味針のムシロで。

そこまで計算してたとしたらウィンリィの悪魔っぷりも半端ない。

この日一睡もできぬ夜を過ごしたオレが心の底から安堵し、

同時に全てを思い出して羞恥のあまりゴロゴロ転げ回るのはこれから約35時間後の事である。


















ふー。前編と合わせてなんだか三部構成みたいになっちゃいましたが、
これにて長らく続いた乙女兄さん我慢編(笑)は終わりです。
おそらく次回こそ18歳誕生日編になるかと。

………うん、分かってる。結構ギリギリよね。あそこで寝落ちって無茶だよね。普通の男なら突き進んじゃうよね。
今回は表に置きたかったから自重したってのもあるけど、でもやっぱりエドにウィンリィとの約束破らせたくなかったんです。
鉄の自制心(大笑)で旅を終えるまで気持ちを抑え続けた男なら酔っ払い状態でも我慢できる!!…と思いたい。
ついでに言うと大昔に裏SSで、
キレて襲っちゃう未来兄&ウィン視点で心の中で「あんたは後悔するでしょ?」ってやった事あって。
それをきちんとウィンに言わせてエドを止めるバージョンを書きたかったというのもあったり。
……その割にこのエド、話聞いちゃいないがな!
ウィン放置のまま殆ど自己完結。そして自爆。アホだ。
意識失う前、素面では絶対言わない恥ずかしい事を言ったらしいですこの男。
暫くウィンに弄られて苛められるがいいさ!!
でもウィンは嬉しかったからこそ、アップルパイ用意したんだと思う…よ?

余談ですが、ウィンが風呂上りなのにパジャマじゃなかったのは
エドにスカート掴ませたかった(セクハラー!)(いやでもソファーに寝たままスカート以外の服掴むのって難しくね?)のと
ノー○ラパジャマ姿でピットの前にウィン登場させた日にゃ兄さんキレそうだとか
白い下着のチラリズムやりたかったとかしょーもない理由があったり。
だったら最初から風呂上りにしなきゃいいじゃんという話ですが、
寝る前のこの時間でまだ入ってないのも不自然だし何より髪を下ろした状態で前編のちゅー絵描きたかry
………飲酒年齢といい、色々ご都合主義ですみません。
たまたまこの日は帰郷してすぐ風呂入ったから風邪ひかないようにまた服着たって事で!(知るか)


(10.01.29.UP)