ドイツ・オーストリア旅行日記〜4〜

オーストリア編突入、5日目。(ここのコメントもネタ切れ)


10月29日(火):5日目

 
幸いにもこの日も晴天。さすがはルネッサンス、今までになかった豪華な朝食バイキングに皆感動の様子(笑)。
ここまで泊まったホテルもバイキングはバイキングだったんだけど、温かいベーコンや卵料理のないコンチネンタル・ブレックファーストだったしなぁ。それはそれでお腹一杯まで食べてたけどね(笑)。
 つーかそれよりもこのホテルに泊まっていた
お坊さん集団(当然日本人)が気になりました、私。
全員坊主頭。袈裟こそないものの、僧衣みたいな着物。お坊さんって外国でも僧衣でなきゃ駄目なんすか…?(汗)
近頃のお寺はお金持ちなんだねぇ。日本人は皆いつもこんな格好だと思われない事を願うわ。←それはないだろ

 で。午前中はバス&歩きでザルツブルグ観光オンパレード!
ザルツブルグは「塩の街」とも呼ばれる、オーストリアでもウィーンに次いで有名な街です。ここを流れる川は今年2月に氾濫してニュースにもなったんだけど、今は殆ど復旧している様子。そしてこの街は映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台として使われたのでも名が知られています。私は映画を観た事ないんだけどね☆(殴)
まぁハウス名作劇場の「トラップ一家物語」を見ていた記憶がぼんやりあるので、大体の話は分かりますが(笑)。

 という事で、まず行ったのはミラベル庭園。本当に「庭園」という感じに整えられたここは、映画で子供達が走り抜けた小道なんかがあるのだ。うーん確かに綺麗だけど、散々ドイツでお城を見てきた分、見劣りするのは仕方ないか…季節的に無理があるのもあるけど、なんか街全体が近代化しちゃって、ちょーっと寂しいっす(苦笑)。
寒空の下、ベンチに座って編み物をするお婆さんがいたりして「ああやっぱりヨーロッパだな〜」と変に感動もしましたが(笑)。ホーエンザウツブルグ城も見えるし、これが春とかだったら花もいっぱいでもっと綺麗だったんだろうなぁ…ちっ。

 それから目抜き通りを歩きつつ、モーツァルトの生家へ。ここはごく普通のアパートの雰囲気を残したまま、今はモーツァルト記念館となってます。凄いっすよ〜600年前のアパート。床なんかぎしぎし言ってるし。寒い土地なので天井が低いのだ。ここには家族を含めた肖像画はもちろん、彼が実際使っていたヴァイオリンやピアノ、直筆の楽譜なんかがあります。6歳の時にマリア・テレジアの前で御前演奏した子供用ヴァイオリンが可愛い。
昔のピアノって白い鍵盤と黒い鍵盤が完全に逆だって知ってました? 当時は象牙の白い鍵盤が貴重だったそうな。
モーツァルトの綺麗な字も見れるし、興味のある人には面白い場所だと思います。はい。←お前は?
この中にも2箇所もお土産屋さんがあるのが素晴らしい。CD、買ったけどね☆ ←本当に聴くのか?

…この街では他にも映画関係とか音楽家関係とか教会とか見て歩いたんですが…すみません、忘れました!!
というか、ここでの自由行動で母上の土産買いに連れ回された記憶しか…(汗)。
 この街はほんとあちこちにお土産屋さんがあるんすよ。后妃エリザベートが愛用したプチ・ポワン(細かい刺繍のバッグなんかが多い。激高。)とか、土産用岩塩とかもありますが、とにかく目に付くのがチョコレート。モーツァルトの顔の絵が入ったのがあっちにもこっちにも売ってます(これがウィーンだとエリザベート(シシィ)の顔になったりする)。
 で。当然いろんなサイズの詰め合わせがあるんですが、まるっきり同じ奴でも店によって全然値段が違うのだ!!
よって、見かけた店ですぐに買ってしまうと確実に損します。その隣の店でもっと安かったりするから。
母上がご近所配布用に気に入ったヴァイオリン型の紙箱に入った奴なんか、6.5ユーロで買ったら、結局下は6.0ユーロから上は13.0まであったもんなぁ…同じのが倍の値段ってどうよ(苦笑)。数が多ければ馬鹿にならないって。
まぁここだけに限った話じゃないけどね〜お菓子にせよ、モノにせよ。後で後でなんて思ってたら最後まで買いそびれたりもするし。実際、クマはあのホテルで見たのが本当に最後だったし。海外での買い物は難しい。(結論)

 レストランで昼食後、バスに乗り込んで目指すはザルツカンマーグート。
ここも「サウンド・オブ・ミュージック」ゆかりの街で、モーツァルトのお母さんの生家もあります。
うーん…土産物屋さんでトイレ休憩した記憶しかない…(汗)。かなり小さな街だったなぁ。湖は綺麗だったけど。

 そしてザルツブルグから休憩挟んで延々バスで5.5時間かけ、やっと到着したのがウィーン。
さすがにこう連続でバスに乗ってるとキツイっすよ…。真っ直ぐな道ばかりなんで酔いはしないけどね〜。
居酒屋風レストランの並ぶホイリゲで夕食後、ホテルへ。ああ…古いホテルだなぁ…ルネッサンスとの差が(涙)。
………暗いと思ったら部屋の電球、2つも切れてるし!!(汗)
今晩だけなら我慢もするが、このホテルはこの旅唯一の連泊なんだよ〜。2日間これは不便だっつーの。
フロントに説明して貰おうと、添乗員さんの部屋に電話しても応答ないってどーゆー事よ?(にこ)
……これは私が直接フロントにドイツ語で言わないと駄目なのか? 
はっきり言って「電球が切れた」なんて、英語でも自信ないよ? ←学生時代から何年過ぎただろう…(痛) 
母上とふたり、真剣に悩む事暫し。そして取り出だしたるは「ヨーロッパ周遊の本」!!
何かの参考になるかとこの旅行の為に母上が買ったガイド本です。観光地の他に、簡単な実用会話も載ってる奴。
一応持ってきたものの今まで全く利用してなかったこの本ですが、微かな記憶を頼りにぱらぱらと頁をめくると、あったよドイツ語欄に「部屋の電気がつきません」という例文がー!!!(ガッツポーズ) 
おほほ。発音に自信ないので(笑)、フロントに直接持って行って例文を本ごと見せましたとも。指差しで。
結果、どうにか話が伝わって無事に電球を換えて貰いましたわ。めでたしめでたし。
というか、例文に普通に載ってるなんていかに頻繁にこういう事があるかを物語っているよね…(苦笑)。

 さて。次回日記は、ウィーン奮戦記です。この旅唯一の午後まるまる自由行動!!夕食も自力で調達!!
大丈夫か俺達!!…という事で行き当たりばったりな本領発揮。1頁で終わるのだろうか…。