ドイツ・オーストリア旅行日記〜3〜

いつまで続くんだろう旅日記…そろそろ記憶が…(笑)。ドイツ編ラスト、4日目っす。


10月28日(月):4日目

 
やっと晴れたよ!!(泣笑) 昨夜は台風みたいに風が凄かったからどうなる事かと思ったさ。
この日は朝からノイシュバンシュタイン城へGO!…の前に1時間程、自由行動。
というのもこのお城、中に入るのに予約が必要なのだ。私達のツアーは10時50分から。このホテル前から城までは道が狭くて大型バスは入れず、マイクロバスで山の中程にある橋まで行ってそこから頂上の城までは歩きとなります。
私達には関係なかったけど、バスの代わりに馬車なんかも利用できるようだ(確実にお値段は高いだろうが)。
バスの時間まではもはや恒例となった日本人向け免税店をぶらぶらして白鳥城の来年版カレンダー(日本語説明つき)なんかを買いつつ、すぐ近くの湖を見に行ったりして時間を潰し、いざ出発!
 バス、怖いです!!なんだよこの急なカーブは!!(汗) ほんの10分足らずなんだけど、手すりに必死で掴まりながら(これはこのツアーの為だけではなく、城へ行く人共通のバスなので立ち乗りだった)
ちょーっと寿命が縮みましたv
しかもやっと到着した橋は昨夜の嵐で通行止めになってるし!!(爆)
……なんっかもう…運が悪いというか日頃の行いというか…。そういや昨日も一昨日もバスで移動する先々で事故やらパトカーの集団やら見たっけなぁ…本気で呪われてるのかこのツアーは(遠い目)。別にこの橋はなくても城には行けるんだけど、橋から見た白鳥城が一番綺麗な筈だったのに…うう(涙)。

 でも、山を10分ほど歩きつつ近づいてくるノイシュバンシュタイン城は、ほんと綺麗でした。真っ白。確かにシンデレラ城に形が似てます。それをぐーんと大きくした感じ。間近まで来ると、一部工事用の布(これも白色なのは考えてるんだろうね〜)が掛かってたりするんだけどね(笑)。ドイツで今まで見てきた城は戦争用の城なんだけど、ここは皇族用の宮殿なので根本的に造りが違いますぜ。因みに日本人は「ノイシュバンシュタイン城」と言いがちですが、それだと「豚城」という意味になってしまい現地で笑われるので気をつけましょう(笑)。

 入場時間がきて、門を入ってすぐの中庭(?)のゲートから城内に。これがまた、やけにハイテクなんだよ。シーズンオフだからまだかなり人が少ない方だったらしいけど、夏休みとかはこの入り口だけでイモ洗い状態になるらしいからなぁ。で、駅の改札みたいな機械と電光掲示板があって、そこから予約したグループごとに一部屋ずつアナウンスに合わせて廻る、と。
………説明アナウンス、日本語だし!!(汗) いや…それだけ日本人観光客が多いってことだし英語とかよりはずっと分かり易いんで有難いんですが…ねぇ(苦笑)。でもやっぱ、宮殿は凄いっすよ!天井とか壁とかこれぞ中世のお城って感じっす。馬鹿でかいシャンデリアに見事な絵。当然城内は写真撮影禁止なんだけど、溜息ものですな。前ページで説明したルートヴィヒ2世はほんの100日くらいしかこの城には住んでなくて、実はこの城も3分の2、未完成のままなのです(ウロ覚え←待て)。だけど完成した部分だけでも金掛かってます!!って感じでした。
ルートヴィヒ2世はワーグナーに心酔していたので(話を聞く限り、ヤバイくらいにイッちゃってたようです。そこまでやられるとホ○としか思えない…爆)あちこちにその名残(=オペラ画)があるし。私室の読書の為だけの椅子なんかもめちゃくちゃ豪華。そのくせ、わりと近代に作られてるので台所なんかの設備は妙に近代的だったり。
うん。見れる部屋は思ったより多くはないけど、充分訪れる価値あります。
城内の土産物屋を通らないと外に出れない造りもいっそあっぱれです。(ここだけに限った話じゃないが)
 余談ですが。白鳥城含めて4つの城を作ろうとし、財政難を理由に追いやられたルートヴィヒ2世ですが、その死後とっとと作り掛けの城の建設を中断し、観光地として開放したおかげで今では充分お釣りが来るそうな。
ドイツ政府、お見事なり…。

 城の見学後は、道の馬糞を避けながら(汗)とことこと山を下り、レストランで昼食。
本日でドイツとお別れ、これから延々バスにてオーストリアを目指します。陸続きだと便利だよなぁ。

 オーストリアとの国境までの途中、小さな小さな村にも立ち寄りました。
街ではありません。村です。バスを降りた途端、「ムッ」と家畜の匂いがするような村。牧草地が広がる中、馬と鶏と子ヤギがすぐそこで戯れています。
例えるならDQ4の山奥の村。(いいかげんRPGから離れろ)
 ですがここには世界遺産のヴィース教会があるのだー!!(村の名前を忘れたのを誤魔化すなよ)
びっくりしたよ〜。教会の外観はそんなに派手じゃないんだよ。大きな白い教会ってだけで。だけど中がド派手っ!!
はっきり言って、さっき見たばかりのノイシュバンシュタイン城より豪華です。皆、歓声あげちゃったよ。
さすがは世界遺産。こんなのどかな村にあるのが不思議なくらい。それなりに観光客も多いだろうに、土産物屋がちょっとあるくらいで全くスレてない雰囲気がいいなぁ。なんか、このままずっと「小さな村」であって欲しいです。

 そしてとうとうドイツ⇔オーストリアの国境!!
………これだけ?ってくらい、あっさりしてました。高速道路の料金所みたいなとこをバスで素通り。バスから降りもしなければ、パスポートの提示もありません。というのも、ヨーロッパにはユーロが共通通貨になったのと同じく「お互い国境をなくそう」みたいな同盟がありまして、それにドイツもオーストリアも加盟しているのです。だから行き来もノーチェック。そういや旅行初日もウィーン空港に到着した時に入国審査しただけで飛行機でドイツに入った時は何のチェックもなかったしね。アバウトになった分、国を跨いだ犯罪も増えたそうだけどこういう自由化はいい事だと思うっす。
因みに共通通貨のユーロですが、コインの裏の絵は国ごとに違うそうな。←言われるまで全然気づかなかった奴

 そしてオーストリア最初の街、ザルツブルグに到着。
夜というのもあるかもしれないけど、なんかドイツとは雰囲気が全然違うっす。急に20世紀に入ったというか(笑)。
建物とか、日本のオフィスビルみたいなのは全然なくてやっぱりヨーロッパ系ではあるんだけど、店の看板が派手だったり。なんとなくイタリアと似てるかなぁ(5年前の記憶が…)。
 で。6時頃、ホテルに到着。ルネッサンスですよ!!この旅で唯一の豪華近代ホテル(苦笑)!!
ああカードキーなんて、この旅でお目にかかれるとは思わなかったわ(笑)。ホテル内に免税店があるのも初めて。
夕食はここから歩いてレストランに行くのでそれまでの時間潰しに店を覗くと、あったよシュタイフ社のテディベア!!
 そう。実はず〜〜〜っと悩んでいたのですワタクシ。
白鳥城の土産物屋でも、その前に行った免税店でも、クマを見ては睨み付ける危ない女(笑)。
だってだって、ガラスケースに入ってて値札が見れない事も多々あるんだもん!忙しそうな店員さんを引っ張ってこれないってば!! しかも全部置いてるクマの種類が違うしさ。同じクマでも店によって笑っちゃうくらい値段違うし(汗)。
そうこうするうちにドイツで買いそびれてしまい、「よし、もし今度見たら買おう!」と密かに決めていたのです。
 店員のお姉さんに英語と身振り手振りでケースの中のクマを出して貰い、ひとつずつ値段を確認。
……オーストリア限定モデルって……3万円くらいっすか?ああこの限定2000体の奴も可愛いなぁ(泣笑)。
こっちのはまだ他のに比べたら安いけど、どうせ買うならクラシックタイプがいいし〜。
と散々悩んだ結果、とうとう1905年モデルのクラシックテディベア(ダークブラウン)を89ユーロで購入!!
20cmくらいのぬいぐるみに1万1千っすよ…まぁ、二度とないだろう記念という事で。日本ではなかなか売ってないし、売っててももっと高いしね(帰ってからネットでちょっと調べた)。でも手作りだけあってさすがに造りがしっかりしてるね〜。手足は動くし、背中のコブまでちゃんとあるよ。うん。満足。おまけにシュタイフ社のメモ帖も貰いましたv
これで私のドイツでの目的は果たした!!(ここはオーストリアです)

 その後、ぞろぞろと歩いてレストランへ。
オーストリア名物の「タッフェルシュピーツ」なるものを食べました。牛肉をボイルしたものをソースで食べる料理っす。
…………シーチキンですか……? 牛肉の筈だけど、どーもシーチキンを固めたようにしか思えない(苦笑)。
根本的に日本人と味覚が違うのかしら(暴言)。不味くはないけど、騒ぐほど美味しくもなく。
あ。ここで初めて、ワインになる一歩手前の酒?ジュース?(名前ど忘れ)をオーダーして飲みました!
ワインよりはまだ飲み易いけど、アルコール度数、絶対キツイっすよコレ……っ。コップ3分の2でギブアップ。
酔ったというより飽きた(笑)。←好きではないが、遺伝的に絶対アルコールには強いと思われる
うーんやっぱりヨーロッパ旅行は酒飲みの人の方が楽しめるんだろうなぁ…。
言い忘れたけど、ドイツ地方では白ワインがメインでした。赤も全くないわけじゃないけど、摂れるぶどうは圧倒的に白用が多いんだとさ。その種類もかなり豊富。酒飲みの方、こちらに来た際は私の分も楽しんで下さい(笑)。

 ザルツブルグ観光は明日に延ばし、その日はホテルに帰って就寝。
逆転裁判をクリアしたので寝る前にヒカ碁2に手を伸ばしたはいいが、全く勝手が分からず諦めたのでした…。