ドイツ・オーストリア旅行日記〜1〜

2002年10月25日〜10月31日の8日間、失業記念に(痛)国外逃亡してきました!
日程表と記憶を頼りに徒然なるまま書き殴りますので、お暇な方はお付き合い下さいませ♪
これからドイツ方面に旅行しようかな〜と考えておられる方の参考になれば心の幸いです。←だからそのネタは…


10月25日(金):1日目

 さぁ初日です。微妙に曇り空の朝、トランク引き摺りいざ出発〜。このツアーは関空に8時50分集合です。
日本人添乗員付きで40人くらいという大所帯。私は母上と申し込んだ訳だけど、現在別々に住んでいるので私達も現地集合。…早速危機一髪っすよ(汗)。最終的には特急の到着時間の関係でギリギリに到着した私よりも早く到着していた母上ですが、
どうやら目覚ましが鳴らなかったらしいです(死)。たまたま父上の仕事用に用意してあった別の目覚ましが鳴ったので乗る特急が出発する15分前に起きれて間に合ったらしいが、まさにギリギリ。
ていうか全てのチケットは母上が持ってるんだってば!!
全額払い込んでるのにこれで間に合わなかった時を思うと泣くに泣けないっての。
今までの海外旅行は全て社員旅行、極度の方向音痴の為に友人と旅行に行く時もいつも自分以外をアテにしているワタクシですが(それもどうか)、これ程「己でやらねばヤバイ!!」と切に思った旅行はありませんでした(遠い目)。

 まぁそんな事もありつつ、オーストリア航空にてまずはウィーンへ。日本⇔オーストリアは12時間っすよ!!
その間、食事は乗ってすぐに普通の機内食1回と降りる直前に軽いサンドイッチ、その間におにぎり1個だけ。
ずっと寝てりゃいいけど、普通に日本時間で考えてもその時間は真昼間。
…寝れないしお腹空くし!!(爆) 
空腹に耐えつつ、持ち込んだGBAの「逆転裁判」をひたすらプレイ。もちろんこの為に専用イヤホンも買いましたとも。
これほんと面白いっすね!! 「異議あり!」「くらえ!」が爽快だわー。
一気にやってしまいたかったんだけど4章の始め辺りで機内はタイムアウト。ちっ。

 そしてウィーン到着後、乗り換えのフランクフルト発が出るまでの自由時間にしっかり空港でピザと本場ヨーロッパのハーゲンダッツを食べましたv 値段はそんなに安くないけど(日本と殆ど同じか、高いくらい?)このピザは美味しかった! ハーゲンダッツも店のロゴは日本と同じで、ちょーっと高い2.3ユーロ。味は思ったよりも甘くなかったです。
ほら、ハーゲンダッツのコーンって日本ではすごく甘いっしょ。これが見た目は似てるけど普通のコーンなんだよ。
 因みにヨーロッパは今年の1月から共通の通貨、ユーロ(記号がまだWinに入ってないよ…汗)になってます。
関空で両替した時点では1ユーロが126円くらい。1ユーロは100セント。50セントなら0.5と表示します。
そんでもって、オーストリアとの時差は日本が8時間進んでます。但し、この時点ではサマータイムなので7時間っす。

 で。ここの乗り換えですが、出発まで3時間もあるんだよ…。入国審査が終わったら暇余りまくり。
適当にうろうろしていたら、面白いものを見つけました! 場所は本屋さん。今となっては何処の国でも見掛ける日本製漫画です。あるわあるわ、ドイツ語(オーストリアもドイツ語圏ですよん)バージョンの有名な(一昔前の)漫画がずらり。
ざっと覚えているのだけでもドラゴンボール、キャプ翼、ぼく球、X、アラレちゃん、ふしぎ遊戯…。大抵は表紙がそのままローマ字になってる感じかな。あ、ぼく球は「PleaseSaveMyEarth」(そのまんま)だったか。値段は1冊5.7ユーロ前後とかなり高め。笑うのが、ひとつの雑誌にちょびッツと金田一とピーチガールを連載していた事。出版社もジャンルもバラバラじゃないかい?(大笑) 一人で大ウケしちゃったよ。今は荷物になるから買わないが、帰るまでに記念に何か日本の漫画を買って帰ろうと決意しました☆ ←海外旅行に行くと必ず絵本か何か、現地の言葉の本を買う奴

 結局。ウィーン出発は予定より1時間遅れ、そこから2時間弱飛行機に乗り、ドイツのフランクフルト空港からリューデスハイムのホテルに着いたのは現地時間で夜中の12時。
日本時間で朝7時です。つまり貫徹状態。
さすがにホテルでゲームの続きをする元気もなく、シャワーの後速攻でベッドに倒れ込んで1日目は終了〜。


10月26日(土):2日目

 
朝から雨。うふふ。雨女の本領発揮ですv(ヤケ) この日は本当に降ったり止んだり時々晴れて虹まで見えたりと、不安定な天気でした。まぁ私のせいだけでもなく、時期的にこういう季節ではあるらしいんですが。
 で、まずはこの旅行メインのライン河クルーズです!!
ホテルから歩いてすぐのとこに船着場があるのだ。昨夜泊まったここ、リューデスハイムはぶどう畑が多くてワイン酒場が軒を連ねるのでも有名です。その通りを歩いて行ったんですが、もう看板とか雰囲気がこれぞヨーロッパ!って感じでいいんだよ〜。ここだけで思いっきり感動して写真を撮りまくり(笑)。
 船はかーなり大きな遊覧船って感じでした。1、2階がカフェで甲板が上にあるの。カフェにしか椅子がないので強制的にお茶しながら(苦笑)いくつかの停留所を過ぎ、約2時間かけてゆーっくり川を下ります。
………日本人ばっかりだし!!!いやマジで、カフェの8割は日本人でした。皆ツアーみたいだけど、こんなにドイツに日本人が多いとは思わなかったよ…。日本人の商売人がワインの試飲販売(1本5000円〜7000円の高級品ばかり…好きでもないのに買うかい!)までする始末。船の中だけだとここが外国という気がしないってどうよ(笑)。
 でも船の窓から見える景色は良かったです。ずーっとぶどう畑の黄色が連なってたり、町並みが見えたり、遠くに古いお城(この場合の城はいわゆる宮殿ではなく、戦争の為の城です。ちょうど幻水3のブラス城みたいな感じ・笑)がぽつぽつと見えたり。有名なローレライもしっかり寒空の甲板に上がって見ました♪ ローレライって単なる岩の絶壁なんだねぇ…なんでも、この辺りは川幅が一番狭くなってて(それでも130mくらい)川底にも岩があって、船乗りにとっての危険地帯だったらしいです。それで水の精が惑わすという話が生まれたそうな。今は川底の岩は爆破処理されてるので危険はないらしい。デジカメは後で消せるもんだからこのライン河でアホほど写真を撮りましたわ。
 余談ですが、このライン河クルーズは3月末から10月末までしかやってません。今年は翌日の27日が最終日だったらしい。たまたまこのツアーを選んだんだけど、ほんとギリギリだったんだなぁ…危ない危ない。
 
 ザンクト・ゴアルスハウゼンという所で船を下りたらツアー貸切の専用バスで再び北上。
ぶどう畑を延々横目に見ながらの目的地はハイデルベルグっす。
旧市街を見ての最初の感想は
「うわーゼクセだ!(by幻水3)」でした(笑)。石畳とか、広場とか、マジで21世紀っぽくないのだ。ハイデルベルグ大学の旧校舎前、マルクト広場、カールテオドール橋の横を通りました。
 この街だけじゃないんだけど、ドイツの道には全然ジュースなんかの自動販売機は置いてません。
私の見た限り、コンビニらしきものも全くなし。たまーにマクドナルドは見るけど、「何か忘れてたら現地で買えばいいや」なんて思って旅行に行ったら確実に後悔すると思われます。自動販売機がない分、道にごみひとつ落ちてないのも凄いかも。街の外観を考えているのもあるだろうけど、お国柄なんだろーねぇ。
 お国柄ついでに。ドイツではトイレに行くにもチップが必要です! レストランなんかは無料の場合もあるけど、大抵の公共施設ではトイレチップがいります。30〜50セントくらいかな。よって何はなくても小銭は常に用意しておきましょう(笑)。因みにホテルでのチップは一人1ユーロくらいが相場です。まぁ値段はそんなに高くないんだけどね。
 続いてハイデルベルグ城を見学。これも宮殿って感じじゃなくてあちこち崩れてるのが、なんとも味があります。
城の周りには日本と同じく堀があって、戦争中以外はそこにうさぎなんかを放して猟の練習をしたそうな。
ここも日本人観光客が多かったなぁ…そりゃツアーはそんなに変わるもんじゃないだろうけどさ。
ここから見下ろす町並みも圧巻。ぜーんぶ赤い屋根! ここで摂れる砂岩が赤色だから殆どそうなるらしいっす。
ああこれぞヨーロッパ。

 ハイデルベルグで昼食後、再びバスで移動。
有名な古城街道を通ってローテンブルグを目指します。街道って言うからにはそれこそ街中にでんでんとお城があるような気がしますが、実際はそんなものじゃありません。バスで何百kmも道路を走り抜ける間に、遠くの山にぽつーんぽつーんと古い城が見える、という感じです。これもライン河沿いのと同じく戦争用の城なので、そんなに派手ではないし。
現在は古城ホテルとして利用されてるのもあるけど、基本的に部屋数が少ないので予約も大変なんだそうな。
 しかしドイツで本当に凄いのは、延々と道路の脇に緑が続いている事っすよ。高速道路はもちろん、普通の道でも街中を抜けると周りは延々と牧草地帯。ずーっと黄緑です。ちょっと丘があるくらいで、山じゃないんだよ。そしてぽつんぽつんと牛や馬がいて、ぽつんぽつんと森がある。たまーに街が遠くに見えるって感じかな。どんだけ広いんじゃ!!
更に余談ですが、ドイツの道は普通の道でも制限速度が時速100km。高速道路は130km。いかに真っ直ぐな道が続いているかって事ですな。北海道なんか目じゃありませんぜ。
 結局この日はローテンブルグの城壁のすぐ外にあるホテルに到着したのが夜8時。
見学は明日という事で夕食後、解散っす。あ。こっちの食事は殆ど必ずと言っていいくらい、じゃがいもが出ます!
ふかし芋だったりコロッケだったり。たぶん日本で言う白ご飯と同じ感覚なのでしょう。下手すればパンも出ません。
あと、多いのが付け合せにキャベツの酢づけ。…ふふ。もう当分じゃがいもとキャベツは見たくありませんv(笑)
それ以外の料理はどうかというと…まぁこんなもんかな、って感じかなぁ…予想はしてたけどやっぱり過度の期待はしてはいけません(爆)。まずいとは言わないけどイタリアやフランスとは違うしねぇ。
ワインもビールも好きでない人間には意味ないし☆
 

 そうだ、この夜は珍しい体験もありました! ちょうどこの日で今年のサマータイムが終了したのです。
よって昨日ウィーンに到着した時に時計を7時間戻して現地時間に合わせた訳ですが、この日の夜に更に時計を1時間戻しました。ドイツの公共時計も27日の夜中3時にひょいって2時に針が戻るらしいです。
なんにせよ1時間多く寝れて得した気分♪ ←夜中1時過ぎまで逆裁をやってクリアした奴 ←何しに来たお前