中国(山東省)旅行日記〜4〜

すみませ…思いっきり間空きました。
今となっては中国ネタは…ねぇ?(汗)
とりあえず最終日まで一気にやります!


12月30日(日):2日目後半その2〜08年1月1日(火)

 旅行記だってのに帰国後4ヶ月も放置してどうする自分。
楽しみにしてくれてた方、本当にすみません〜。1月から3月に掛けての仕事ピーク&エイプリルフラッシュ&503祭で思いっきりタイミング逃しました……その間、冷凍餃子だのナンだので中国非難も激化しちゃったしなぁ。
例え旅行に行ってても、ワタクシはあの国をフォローする気は更々ありませんのでそこんとこ宜しく。(…)
でもまぁ放置のまま立ち消えもナンなので、残りは一部の写真と簡単なメモで一気に消化させて頂きます(殴)。


2日目の夕食。私的にこの旅行で一番のメインイベント、孔府料理です。
これで2人前(※既に皿の中身減ってます)。
孔府料理って元々がお客様へのおもてなし料理=点心に近いんだよねー。
メインのお皿と一緒に、最初から煎餅やクッキーなんかのお菓子が乗った皿も並んでおります。結構カオス。
味は泰安の田舎料理とはまた系統が違うけど、日本人旅行者用にあっさり系に変えられてるので食べ易いです。(本当はもっと味が濃いらしい)
デザートはいつものスイカではなくミカン。珍しい。
ついでに一番奥の皿のアップ。サソリです(※既にry)。
……私も1匹だけ食べたよ……怖いけど気になるじゃないかー!(ヤケ)
噛むとぷちっとね、意外と肉(?)が柔らかくてね………。
もう一度食べたいとも思わないけどさ。
クッキーやかりんとうは普通に美味い。(余ったので用意してくれたビニール袋に入れて日本に持って帰った)(そして実家でも食った・笑)

ここでの食事中、ガイドさんに今夜泊まるホテルで舞台やるのでどうかと誘われてオプション追加。(夕食は別のレストランです)
舞台は約1時間で一人200元。父上が奢ってくれました。
んで、その舞台。ホテルの2階にそういう部屋があるのさ。流石は首相が寄る老舗ホテルといったところか。つか、手前のおっさん達邪魔!(笑)
一応私達以外の日本人も泊まっていたらしい。観客は全部で20人くらい?
孔子に因んだ劇だとガイドさんには聞いた気がするけど、実際は生演奏と踊りが殆どでした。芝居らしきものもちらっとあったかな?
…中国語分からんから音楽だけでいいよ(苦笑)。
生ニコ(動画にあらず)演奏は良かった! やっぱ生演奏はいいね!
でもこれで200元は高いなぁ。物価的に。あくまで観光客向けやね。
3日目、殉馬坑の中。馬好きだからって自分の墓に600頭もの馬を一緒に生き埋めにした王様がいたのよ。ずらっと奥まで続くのは本物の馬の骨です。
現在掘り起こされてるのはその一部で、まだまだ埋まったままらしい。

3日目は曲阜から青島までずーっと車移動で、休憩がてら博物館にちょこちょこ寄るって感じでした。斉国博物館と古車博物館にも行ったけど、どれも閑散としてて私達以外人いなかったよ……建物は割と新しいけど、展示品自体はそんなに珍しくも面白くもないしなー。トイレ以外の利用価値が(ry
そして夜になって青島に到着。行き同様、車で4時間は爆睡しました。
お土産屋さんに閉店ギリギリに飛び込んだ後(この旅行で唯一のお土産タイム…ツアーとして有り得ねぇ。時間なさ過ぎ。ドライバーの兄ちゃんが道に迷ったのも原因かと・苦笑)、レストランに直行。
夕食にやっと中華料理らしきもの(エビチリ)出たー!!
大きなレストランはやっぱり日本人向けに味付けされてるので食べ易い。
うまうまv
食品衛生問題は敢えて考えない。(この時は冷凍餃子もまだね…)
3日目に泊まったホテルのロビー。立派だったのでつい。
いぇあ! 初めて海外で5つ星ホテルに泊まったよ!
すげぇ、なんか中国じゃないみたいに(…)立派だ。何より部屋のコンセントがプラグに合わせて6種類あるのが素晴らしい。(そこか)

夜時間があったのでホテル内のフットマッサージにも行きました。
小部屋でまったりテレビ観ながらお湯に足浸けて、ジャージ姿の若い女の子の店員さん(多分、15〜17才くらいじゃないかな……これも日本じゃ有り得ないかも)に脹脛をマッサージして貰います。
マッサージの技術と効果はともかく(観光客相手なんてそんなもんよ…)、ソファに凭れてぼけーっと紅白(このホテルは日本のNHKだけは映るらしい)観てると、ここが何処だか分からなくなります(笑)。

因みに朝食バイキングも今までで一番豪華。コーヒーがあるー!(喜)
パンもおかず系も種類が多く、大満足。
父上はミニサイズの肉まんが気に入ったらしく、3つくらい食べてました。
肉まんは前のホテルでもあったけど、具の質と量が違ったもんなぁ。
って事で最終日、4日目の朝。
2008年明けましておめでとうございます!の日の出はホテルから車で少し移動した高台(パンフによると小魚山?)の公園から。
……景色云々の前にとにかく寒い。風が強い。目に染みる。
気温マイナス10度は伊達じゃねぇ…!!!
反対サイド。この辺り(中山路。青島には3つの繁華街があって、そのうちの1つ)はドイツの租借時代に建てられた赤い屋根のドイツ風建物が多いのよ。
私は実際ドイツにも行った訳ですが、本当に景色が似ています(※ドイツ日記参照)。でも今はここにドイツ人は住んでいないそうな。そりゃそうだ。
管理人in上の写真を撮った場所。何故かこの東屋?は中華風。
寒さと風で顔がえらい事になってるので見せられません(爆)。
続いて向かったのは青島ビールのラベルにもなっている有名な桟橋。
だから海辺は寒いんだってばよー!!!(叫)

青島はオリンピックのボート競技が行われるので、あちこち区画整理も進んでました。追いやられた住民達は何処へ。
……余談ですが、この海辺は自殺希望者も多いのでそれを止める為の警官パトロールがあるそうな。
上の建物のアップ。青島ビールを飲んだ事ある方は「あー」と思われるかと。
ここに辿り着くまでだけで寒さに挫折しそうになったよ……。

橋の上には日本の海辺で売ってるようなプラスチック製の貝殻の首飾りを売る人が何人もいました。これは外人観光客ではなく、中国人観光客向けに売ってるらしい。中国は広いから海を見た事ない人も多いからだって。なるほど。
ここはぼったくりな写真屋さんも多いので、行かれる方はご注意を。
最後の観光は青島ビール工場。庭のオブジェがそれっぽい。
でもっていつものようにガイドSさんが入館チケットを買っている間、ぼーっと外で待ってた訳ですが何故かいつまで待ってもSさんが戻って来ない。
「ナニゴトー!?まさか最後の最後で放置!?日本に帰れねぇ!!!」と焦り出した頃、Sさんが何やらぞろぞろ人を連れて戻って来ました。
どうやら、私達が2008年一人目のお客様だから記念撮影&記念品を渡したいと工場の人が言い出して揉めてたらしいです。
何処までネタに縁があるんだ私。そりゃまぁ、この寒い中新年1日の朝10時から工場見学に来る物好きなんざいないわな……(遠い目)。
わははははは。流されるまま、記念の賞状やらシルクのスカーフ(貰った)やら持たされて広報らしきオジサンとオネーサンと一緒にばしゃばしゃ写真撮られましたよ。父上めっちゃ嬉しそうだったよ。
あれ、今頃館内のどっかに飾られるてるのかなやっぱり……お願い私を探さないで……orz
 でもまぁ、予想外の展開は別としてこの工場見学は普通に面白かったです。
ビールに使う天然水は40キロ離れた山から運んでくるとかSさんが詳しく説明してくれたのもあって、ぶっちゃけ私は泰山や孔府より余程こっちの方が楽しめた(笑)。最新設備だけでなく、昨日行った博物館よりそれっぽい歴史が見れるしねー。ドイツ人経営→日本人経営→今は国営になってる訳ですが、国を挙げて観光に力入れてるなぁと。
館内で写真を撮って貰って、それをラベルにしたオリジナルビールも作れます。今回私達は一人目特権サービスでタダでしたが、通常でも30元くらいじゃなかったかな。館を梯子していろいろ見ながら製造途中の生ビールを試飲(ピーナツのおつまみ付き)、最後には完成品ビールを飲んで見学は終了。お酒を飲めない未成年は楽しさも半減でしょうが、酒はチューハイ派の私でもちょっと感動ですよ(笑)。昔は最後のビアホールでビール飲み放題だったそうですが、今は一人コップ2杯分くらいです。本当に飲みたい人は工場の周りが全部ビアホールなのでそっちに流れるそうな。
ビール祭とかもあって夏場はかなり賑うとの事。へー。


 そんなこんなでバタバタと工場を出て、そのまま空港へと直行。
青島は上記以外にも観光地があるんだけど、日程の関係で全然回れなかったのは残念だったなぁ。
そして前日に完成したばかりの新空港で4日間お世話になったSさん・ドライバーさんとお別れ。
本当にお疲れ様でした。
 後は……またややこしい出国手続きの書類を書いたり出来たばかりの空港でもトイレにトイレットペーパーが無い事に絶望したりしつつ(勿論ポケットティッシュは常備してた)、無事日本に帰国致しました。
ここまで読んでくれた皆様もお疲れ様でございました、有難うー!
 うん……まぁ、父上に半ば強引に誘われない限り絶対行こうとはしなかった国ではありますが(苦笑)、思ってた以上に御飯は美味しかったしお腹も壊さなかったので私もそれなりに楽しめたんではないかと。

 あ、そうだ! 3日目の夜に慌てて買ったお土産屋さんより、空港内のお土産屋さんの方が安かった事に軽く殺意を覚えました。終わり。(そんなオチかよ!)


(08.05.11)