中国(山東省)旅行日記〜1〜

2007年12月29日から3泊4日で行ってきました。
中国でもかなりマイナー地区ですので、こんな所もあるのか〜とネタのひとつとしてどうぞ。
※注意※管理人は特に中国好きではありません。現実としては苦手派です。
偏ったオタ視点からのレポになりますので、それが嫌な方は回れ右でお願いします。


12月29日(土):1日目

 とうとう
スタートしてしまいましたビビリながらの中国旅行with父上でございます。
以下、旅行とは直接関係ない余談なので飛ばしても全然オッケーですよ。


……はい。ドイツ・オーストリア旅行は実家の母上を連れて自主的に行きましたが、今回は父上同行です。
というかワタクシは半強制(※半額自費)で連れ出されました(爆)。
というのも父上の趣味のひとつが中国(限定)旅行でして、中国語は全くできない&覚える気がないくせに何故かやたらと彼の国に行きたがるのですよ……ほぼ毎年、金がなくても家族や医者が止めてもほっときゃ一人で勝手にツアー申し込んで行ってしまいます。父に比べれば私のフリーダムなんて可愛いものだと本気で思う今日この頃。
……それはともかく。その父が07年の年末も中国に行くと言い出した訳ですが、9回目(だったらしい。もっと多いと思ってたよ…)ともなると北京とかメジャー地域は行き尽くしてて、そうなると他はマイナー地域しか残ってない(それならもう中国行くのを止めろと家族が何度口を酸っぱくして言ったかry)のですね。それでなくても冬の中国は気温マイナスがデフォなので寒い&マイナー地域なんざ旅行社がツアー組んでも参加者がいない=ツアーが決行されない訳で。
なので「ツアー決行人数2名以上=ぱぱん+家族1人で最低2名いるよ、これでツアー決行しろやオラv」というパターンに入る訳です。しかもこのパターンも初めてじゃないんだこれが。
ほんとに何でそこまで中国に拘るのか最大の謎だよぱぱん───!!(叫) でもって、ちょうど1年前に父上に同行した母上が今回の同行を断固拒否(※1年前現地で猛烈な吐き気と腹痛にのたうち回り、帰国後もフラフラだったせいと思われる)→妹も既に数年前に父上に同行済み→次はまだ行ってない姉(私)の番だろ!!…とお鉢が回ってきたのでした。
 ぶっちゃけ私は海外旅行は断然ヨーロッパ派です。
洋風のお城は大好きだけど、中華や和風に興味なし。
もう一度ドイツに行く事はあっても、好き好んで中国に行く事は絶対ないと思ってました。(中国好きの方すみません)
だって中国と言えばトイレに扉がないのでも有名じゃないですか。寒い土地はマイナス20度とかもザラにある。
しかも話を母上から電話で持ちかけられた時、日本ではダンボール入り肉まんやら何とかウィルス付き割り箸やら有り得ない色の川やら奇形児やら中国=物凄いマイナスイメージの真っ只中だったのですよ(汗)。
噂だけではなく実際に1年前の母上を目の当たりにし(正月に帰省してた)、父上本人も旅行に行ったらその半分以上は腹を壊して帰ってくるのを何回も見てきて(なのに何故ry)、これでビビらずにおられようか。否、無理。
某動画サイトに上がってた中国の実態映像なんか、あまりの怖さに途中で観るのやめちゃったよ………ひー。
 だけどまぁ、葛藤の末そこは長女の務めとして最終的に東の祭を諦めて今回の旅行となったのでした。
なんだかんだ言って父上もトシだし、たまたま今まで付き合わなかったのは予定が合わなかったからだしなぁ。今後私が父上に同行できる事も殆どないだろうしねー。母上だけ連れてって、父上はダメってのも可哀想かなと(笑)。
 そんなこんなで「とにかく水に気をつけろ」「生野菜は食うな」「果物も危ない」「イヤーマフ必須」「トイレットペーパー1巻持ってけ」等各方面からアドバイスを頂き、それを心の支えに決死(腹を壊す)の覚悟で挑む事となったのでした。


 話は戻って(前置き長過ぎ)、初日は7時50分に関空集合です。当然、私と父上もそれぞれの家から直行。
初っ端から雨って何の嫌がらせですか。(出た雨女) まだ夜も明けない真っ暗な寒空の下、折り畳み傘+ショルダーバッグ+手提げ(ここにストールとかイヤーマフとかトイレットペーパーとか入ってる)で重いトランクを駅までごろごろはキツイっす……。思いっきり先行き不安なんですがどうすれば。(どうにもなりません)
 それでも5回目の海外旅行で無駄に関空慣れしているのがワタクシ。今回はいつもと別ルートの電車で向かったのですが、無事時間前にツアー指定の集合場所に到着しました。しかしソコに居たのは父上オンリー。
……………ちょい待て。マジでこのツアーの参加者って私達2人だけデスカ?
確かに2人以上でないとダメとは聞いてたけど、ツアー締め切りまでに本当に一人も増えなかったんかい──!!
うわあ。予想はしてたがどんだけマイナーなんだよこのツアー。出国手続きしてからも、搭乗口に人影が殆どありませんよ。……そりゃまぁ、寒い時にわざわざもっと寒い所に行こうとは思わないわな……。(真理)
普通の海外旅行は出国チェックで並ぶの前提で2時間前に集合するのですが、全然並ばないから出発まで無駄に時間余ったっつの。
 早速のネタに失笑しつつ(ここまで来たら不安を通り越してネタとしか思えない)、予定通り9時50分に飛行機は青島(チンタオ)空港に向けて出発。案の定、飛行機の座席もガラガラでした。JALなのに40人くらいしか席が埋まってないよ、こんなの見た事ないよ! 因みにフライト時間は約2時間半です。中国本土でもこの空港は日本寄りなので近い方かと思われ。でもって昼食は機内食でした。中身は魚のフライ系だったかなー。海外としては近距離なのでチキンとポークを選ぶ事もないのがちょっと寂しい。備え付けの一人用TVでまったり映画観ながら過ごしました。
「ラッ●ュアワー3」ってアクションだけでストーリーはちゃっちいね。金出して観る価値なし。(洋画に厳しい管理人)

 ここで豆知識。中国入国にはパスポートとは別に3種類のカードに記入しなければなりません。
搭乗ゲートで貰えるので、搭乗前か飛行機に乗ってる間に済ませましょう。抜けてる箇所があれば入国チェックの時にその場で書かされます。質問文が英語と中国語オンリーで結構分かり難いので注意。氏名やパスポートナンバーや搭乗便は英語でなんとなく分かりますが、病気の種類の有無、鳥インフルエンザ、子供の連れがいるかどうか、滞在先など読むのも書くのも面倒なのですよ。初めての人はまず一発で書けないのではないかと。実際ゲートで引っ掛かってる人多数。私は搭乗前に日本人の添乗員さんに書き方を聞いて確認して埋めておいたのでセーフでした。有難う添乗員さん、その節はお世話になりましたv(でもこの人も物凄く不安げな読解力だったけどな…中国初めてだったのか?)
…というか、入国で止められる事は知ってたくせに何で質問の意味や書き方を知らないんだ父上。今まで何度同じ事やってるんだよ、私に訊きに行かせるなー!!【父尊敬メーター(そもそもあったか怪しい)が100下がった!!】
 これから中国に行こうという方がいるかどうか分かりませんが、念の為引っ掛かり易いポイントをば。
・裏表で英語と中国になってるものはどちらか片方(まず英語の方が無難)を全部埋めておけばいい。
・滞在先欄は中国でのホテル名(複数のホテルに泊まるならそれ全部)のみでOK。住所不要。読みが分からなければ、英語の質問でもそのまま漢字を真似して書きましょう。テキトーな中国読みの英語を創作しないように!(笑)
・16歳云々(英語でも中国語でも同じ意味)は、16歳以下の連れがいるかどうかです。いなければ×で。
・一番大きいカードの下半分、英語で2、3行の文章での質問がずらーっと並んでるのはおそらく(オイ)エイズなどの病気の有無です。何も問題なければ全部NOにチェック。その下の票のようになってる箇所は病気でYESにチェック入れた人が答える所なのでNOの場合は空欄のままで。(そもそもYESにしたら普通に入国止められるのでは…)
 但しこれは07年12月29日時点でのカードなので、質問内容や記入方法は変わる可能性が多々あります。不安な箇所は分かる人に訊いて埋めましょう。ついでに言うと昔はビザも必要でしたが、今は短期の旅行ならビザは必要ありません。(カードにビザ云々という欄もあるけど無視)


 ともあれ2時間半の空の旅を経て、無事中国本土・青島空港に到着。天気は快晴。気温2度。(by機内アナウンス)
着陸後は空港バスまで少し滑走路を歩いたのですが、ちょうどお昼で一番温かい時間帯だし空気は乾いてるので想像よりは寒くなかったです。北海道の方が湿気高い分寒く感じたよ。とにかく寒さにビビってたので少し拍子抜け〜。
そして獣神コミックスで牛さんも仰ってましたが中国と日本の時差は1時間です。
なので荷物を受け取ってゲートで現地中国人ガイドのSさんと合流したのは12時50分くらいでした。
…ほんっとーに他にツアーらしき団体がないのですぐ分かったよ(苦笑)。 Sさんは30代半ばのいかにも営業マンちっくな男性でした。日本語が上手!後述する他の現地ガイドさん達と比べても段違いに日本語が上手くて聞き取り易かったなぁ。日本語学校→日系企業→ガイド歴6年だそうな。
 案内して貰ってまずは空港内で両替。1元=約16円です。1元、5元、10元、20元、50元、100元…と全部お札なので嵩張るのが難点だなこりゃ。(その下にコインもあるが殆ど使わない?)
そして両替後に判明したのですが、実は大きめのお土産屋さんなどでは日本円がそのまま普通に使えます。
寧ろ日本円の方が強いのでそっちで払う方が喜ばれます。例えば100元の品なら日本円で1600円が正規レートですが、「円」で直接払えば1300円くらいになったり。更に中国元から日本円に再両替するとかなり損だったりします。   
……ーかソレ知ってて車での移動中に得意げに説明するくらいなら先に言えよ父! 
無駄にいっぱい元に替えちゃったじゃないか────!!(涙)【父尊敬メーターがまた100下がった!!】
  

  空港からの移動は全部ワンボックスカーです。多分7人乗り。専属の運転手Hさん(この人は中国語オンリーです。旅行会社の雇ったハイヤーみたいなもんらしい。20代の若い兄ちゃんでした)もずっと一緒に旅する事になります。
中国ツアーはこういうタイプが多く、もしツアー人数が多ければもうちょっと大きいミニバスみたいのになるそうな。それにしても客2人に対し、ガイド1人+運転手1人………いやこっちは楽だからいいけどね………。
 んで。旅行初日はここから最初の目的地である泰安市のホテルまで時速120キロ(制限速度)超で5時間弱、高速道路をひたすら突っ走って終わりました。到着したらもう夜なのでマジで他の観光地も寄っておりません。寄ったのは高速のドライブインだけ。というのも、泰安市近くの空港は日本の直便がないんですよ。大きな国際空港は青島だけ。延々直線の続く高速道路の両サイドはひたすら茶色い大地(小麦畑)です。その奥にビニールハウス。二毛作できるらしいけど、真冬なので何もない荒地に見えるよ……ほんとに畑か?
最初の1時間くらいはガイドさんの説明や中国事情を聞いてましたが、気付けば残り4時間くらいは父娘ともに爆睡しておりました(苦笑)。(だって景色も面白くないし飽きるんだよ…)

 ここで聞いた&体験した中国ネタの一部を箇条書き。
・中国でも山東省は野菜の産地。海外輸出も多い。
・でもそれを化学工場の強烈な匂いがする高速道路(ずっとじゃないけど2キロ分くらい続いた?)で言われても。周り、普通に畑なんですけど。少なくともこの辺で採れた野菜は食べたくねぇぇぇー!!(心の底から叫び)
・都市部の初任給はいいところで2500元。
・残業代はちゃんと出る。その際、時給は通常の1.5倍。休日出勤は3倍。(羨ましい)(つか何を訊いとんじゃ親父)
・中国でガイドになるには「その地域の試験」に受からなければダメらしい。山東省のに受かれば山東省でだけガイドの仕事ができる。そのガイドも、仕事した日だけその仕事日分の給料が貰える契約タイプと、会社と固定月給契約を結んでいるタイプがある。下手な日系企業で働くよりもガイドの方が年収がいい。(それで転職したそうな)
・中国ではチップは基本的に不要。レストランなどでは最初からサービス料が含まれてる。ただ、ホテルで部屋にトランクを運んでくれるボーイには一人最低5元はチップを渡した方がいいらしい。
・良かった。休憩所のトイレ、水洗&
個室に扉があった……!!!(涙)(でも鍵は掛からry)
・中国のトイレは例えホテルのレストランでも空港でも
100%トイレットペーパーはない。※帰るまでの経験談
ポケットティッシュ必須。確実にトイレットペーパーがあるのはホテルで宿泊する部屋の中だけですぜ。ただ、ホテルのレストランのように整備されてるところは個室じゃなく男女トイレの入口付近、洗面台の横にトイレットペーパー(?)のホルダーのような物が備え付けてある場合があります。用途としては日本で見る手拭用ペーパー代わりっぽい。
ここからペーパーを予め千切って個室に持って入る事もできなくはなさそうだけどねー。まぁ、ホルダーが設置されてても肝心の中身のペーパーが入ってない場合が殆どですが。……置いてたら盗まれちゃうんだろな。
・そして最新型orホテルの洋式トイレ以外、ペーパー類は便器に流さないところが多い。和式っぽい(微妙に形が違う)便器の横に大きめのゴミ箱がある。(これは中国だけに限らんけどね)(そりゃこの紙をそのまま再利用したらry)
・中国のペットボトルのお茶は
甘いです。緑茶に砂糖を大量投入したような…とにかく日本人にはキツイ味。日本にも奈良に甘茶祭りがあるけど(これは美味しい)、それとはレベルが違うよ。私は一口で挫折して父上の紅茶(両方父上が買ってきた)と交換して貰いました。【(これを飲めるという意味で)父尊敬メーターが20上がった!!】
・ペットボトルの紅茶も砂糖たっぷりレモンティーって感じですが(まんまボトルに紅茶って書いてあるので見れば分かります)、こっちの方がまだ緑茶よりは飲み易い。それでも半分しか飲めなかったけどね……普段紅茶をストレートで飲む人間にはこの甘さが〜(涙)。中国で咽が渇いたら無難にミネラルウォーターを買うべし。
・一応。無駄に甘いお茶はペットボトルだけです。食事の時レストランで出されるお茶は普通(?)なのでご安心を。


 そんなこんなで、午後6時少し前に泰安市のホテルに到着。外はすっかり真っ暗です。
やっぱり夜の外は半端なく寒いぃぃぃぃぃ!!!(ガクブル) これが大陸の寒さか。
まずはチェックインですが、パスポートを渡せばこの辺は全部ガイドさんが手配してくれるので楽なもんです。
しかし………ここ、泰安では一番いいホテル、だよね一応。4つ星だよね。
汚くはないけどなんかフロントからしてショボいなぁ………クリスマスもとっくに終わってるのにサンタがでんと置いてあるよ(笑)。(※中国では1月でも普通にクリスマスの飾り付けが残ってる店が多い。でも欧米も結構12月いっぱいは残しとくみたいだし、25日過ぎたら速攻でクリスマスグッズを片付ける日本の方が珍しいのかもね)
 一抹の不安を感じつつも、夕飯の集合時間を決めて(このホテルではなく別のレストランに行く為)部屋に移動。
……………古いホテルだしな。泰安自体が20世紀以前って感じの小さな街だしな。(己に言い聞かせ)
まー海外のホテルなんて元々あんまり期待するもんじゃないんだよねー。ドイツも4つ星でボロかった記憶が嫌でも蘇るわ(苦笑)。妙に照明器具少なくて洗面所の扉もちゃちくて薄暗い部屋でしたが、辛うじてお湯が出るのは確認。
日本では考えられないけど、中国に限らず海外のホテルでチェックインしたら真っ先やらなきゃならんのがお湯チェックですよー。出なかったら部屋替えて貰わなきゃならんからね(それだけそのパターンが多いという事)。
その他、気になった事はまた後で。


 
機内食(おそらく中国製)と甘い緑茶で早速腹を壊したとのたまう父上(だから何故そうまでして毎回中国にry)(お茶を交換して貰ったという点では私は父上に感謝するべきなのか?)を軽く放置して(…)ちょっと部屋で休憩した後、再びフロント前に全員集合。ここからはガイドSさん、運転手Hさんの他に「泰安市の案内専門」のガイドTさん(20代の女性。Sさん程じゃないけどちゃんと日本語もできる)も一緒に行動する事になります。
多分、そういう契約になってるんだろうねー。都市毎にガイド付けなきゃならない、みたいな。この日はもう夜ご飯食べるだけなので、Sさんいれば充分っちゃ充分なんだけどご苦労様です(苦笑)。
 そしてホテルから車で案内されたのはいかにも庶民のファミレス(バイキング式?)といった感じのちょっと大きめのレストランでした。あーそういや旅行案内のパンフには「夕食は郷土料理」って書いてあったなー………。
その通りなんだろうけど、なんかガイドさんが私達の料理を適当にその場で選んでみた感じがひしひしと。どうせメニュー読めないし、元々3食ツアーに入ってるからそれはそれでいいんだけどね(笑)。因みにガイドさん達全員も同じ店で食べるけど、私達とは毎回別のテーブルですよー。流石に客と一緒のテーブルはないわな。
 
つか、案内してくれたのはいいけど入口横のボックス席は寒いよー!!(涙) 店に暖房は入ってるけど、あんまり強くない(外が寒過ぎるとも言う)のでとにかく寒い。他の客も、温かいご飯(鍋含む)食べてるのに殆どの人がコートを脱がずに着たままなのはお国柄か。店員さんはそこまで厚着じゃないけど、寒くないのか不思議でした。
 でもって中国ではテーブルに着くと、お決まりで最初にお茶が急須ごと出てきます。
最初の1杯だけ店員さんが注いでくれて、後は置いてってくれたのをセルフサービスがデフォらしい。(父上談)
あー甘くない普通の熱いお茶だ、美味しいなぁ(しみじみ)。ついでに父上の追加注文した地ビールも1杯だけ飲みましたが、特に日本との差もない普通の味でした(私が酒に詳しくなくて違いが分からないとも言う)。
テーブルは全部が全部円卓じゃないけど、料理は1品ずつ大皿に盛られてる(※明らかに人数分より多い量)のをそれぞれ小皿に取り分けて食べる事になります。
こんな感じ↓
油が光ってる……。見た目ほど油っぽくはない、のよ? 機内食を除けば中国初の食事。国外でメールも電話もできない携帯の有効活用?
魚のフライは最初に出て食べ切ったので撮り損ねました(笑)。
一気に料理が来る訳ではなく、1つ食べてる間に次が来る、それも食べ終わらないうちに次がまた来る…という感じなので、全部のメニューを撮ろうと思うとどうしても食べ掛け(小皿に取ってるので直接口をつけてる訳じゃないですが)になってしまいます。
今後も料理写真は全部そうなりますが、広い心でご了承下さいませ(汗)。
 因みに中国料理はとにかく小骨が多い(肉・魚とも。いかにもぶつ切りで鍋に放り込んでる感じ。肉なんて身より骨の方が多いよ…)ので、my小皿にはこんもりと骨の山ができますぜ。これ、箸を使える日本人だからなんとか食べられますがナイフ&フォーク圏の国の人には厳しいだろうなぁ。チャーハン・スープはレンゲがあるけど絶対フォークは食べ難いよ。てかフォークとか無理。北京オリンピックどうするんだろう…選手、大丈夫?(他人事とはいえ気になる)
 でもこの泰安料理は予想以上に美味しかったです。本当に素朴な田舎料理というか。マズかったり辛すぎて食べられない皿がひとつもなかったのは大きい。(地域・ツアーによってはそういうパターンもあるらしい:父談)
父上も私も割と大食いなのですが、本当にお腹いっぱい食べました。(腹壊してたんじゃないのか父)


 食事後、再度車でホテルに帰還。ホテルのすぐ近くの道で夜市が開かれるとガイドさんが教えてくれたのですが(祭の屋台みたいなもんだけど、季節限定ではなく1年中夜になるとやってるっぽい)、寒いので速攻で諦めました。
冗談抜きで夜に外をウロウロなんかできませんて。夜店自体も減ってるのか、全然明かり見えなかったしなー。
そして部屋に帰って早速、胃薬を飲む父娘。(何しに来たお前ら)
……や、マジで腹壊してたらしい父上(胃薬も複数飲んでたよ…混ぜて大丈夫なのか?)と違って私はその時点では何の症状もなく平気だったんですが、親父見てたら不安になったので一応の保険です(苦笑)。
でも粉薬苦手なんだよー。パンシ●ンって激マズなんだよー。父上から貰ったのを涙目で飲みながら、あまりのマズさに「絶対腹壊してなるものか!!=もうこの旅行中に飲んで堪るか!!」と新たに決意しました。
 その後はお風呂(ユニットバス)…だったのですがここでハプニングが。お湯が出たので油断してたよ。
いざ父上がお湯を張ろうとしても、
バスタブの栓が閉まらない!!(これが海外クオリティ)
すっかり拗ねた父はこの日は風呂に入らない事に決め、贅沢者の父を放置して(実家と違ってウチは真冬だろうとシャワーのみだっつの!)私はさっさとシャワーを浴びたのでした。
……が、このシャワーコックもやたら固くてノズルとの変換がやり難いったらなくてねぇ……。結局風呂に入る前に、既に布団に入っていた親父を起こして力技でコックを直して貰いました。【父尊敬メーターが5上がった!】
 そして風呂から出たら出たで、この部屋にはドライヤーがない。
まーこれは部屋に入った時点で気付いてたんだけどねー。それは別にいいんです。海外でホテルの個室にドライヤーが備え付けてある確率って半々(ハワイなどはある事が多い。ドイツなどヨーロッパはないのがデフォ?)なうえ、今回は中国でも田舎の方って事であらかじめ海外用くるくるドライヤー(100Vと200Vを切り替えられる)を持参してたから。
 問題はコンセントの差込口(not変圧器)。いくら海外対応電圧のドライヤーを持っていても、電源を差し込めなかったら意味がありません。そして日本はA型という1つの種類しかありませんが、中国は世界に現存する7種類全部のコンセントを使用しています。要するに地域・ホテルによってどの差込口を使ってるか分からない。
ナメとんのか。
ガイド本なんかにはO型とC型が多いと書かれてますが、それも微妙。特に田舎では。
差込口1つは日本の電気屋で200円台で売ってますが、O型とC型とA型を用意したって7分の3の確率でしか当たらないからねー。バラバラと差込口を持って行って、それで賭けに外れたりしたら泣くに泣けない。
 という事で今回ワタクシ、万全を期して全世界対応型の変形ロボット差込口も用意しておりました。
夏ならともかく、真冬に濡れ髪で放置したら絶対風邪ひくもんなぁ……ぶっちゃけ海外ドライヤー本体よりもこの差込口の方が値段的に高く、7種類全部の差込口をバラで買う方が安かったりするのですが、嵩張る事を考慮すると背に腹は代えられない(苦笑)。
 が。用意万端のはずだったのに、この変形コンセントでもドレが使えるのか分からないー!(涙)
2つのパーツを縦横に組み合わせて7種類の差込口が作れるはずだけど、図解があっても難しいってコレ!!
コンセントのある洗面台でああでもないこうでもないと二人してカチャカチャとパズルのように試す事、約10分。
最終的に父上がパズルを解きました。【父尊敬メーターが30上がった!】 
結果:B型タイプでした。……ドライヤーのあるなし含めて賭けに出なくて良かったよ、ほんと…………。

 こんな感じで中国初日の夜は怒涛のように更けたのでございました。
車で昼寝し過ぎて全然眠れないかと思いきや、普段より早く結構あっさり眠ってしまった辺り、やっぱり疲れてたんだろうなぁ。(さっさと爆睡した父を無視して持参したDSもじぴったんで1時間ほど遊んだけどな!)(だから何しに来た)


以下次号!
次はちゃんと観光します(笑)。